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MT3スピンドルをR-8に交換
まだ途中ですが、プーリー増速によるトルク減少で回転数が上がらない&発熱の問題に直面しています。具体的にはスピンドルで5000rpmくらいでだましだまし使うしかないです。
スピンドルは他機種用を選びました。ちょっとだけ上の突き出しが長いんですがそこの径が違うのでプーリーも交換する必要あり。ついでなのでフリクションが大きく発熱するVベルトMからS5タイミングベルトに交換ですが、キー溝堀りのためいったんMT3で仮組みしてキー溝堀りのスリーブを掘りました。
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そのスリーブ切削の途中で振動のため速度可変レバーが動いて減速してエンドミルの先が潰れてしまいました。なので可変抵抗で調速可能にしました。
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チラチラ写ってますが、XYテーブルは交換済みでスライドカバーを作らないといけないんですが、キー溝堀りのための切削を優先しました。
コラムの奥側には御影石を防振のため接着しています。そして、テーブルのYストロークが増えたぶん、スピンドルを手前に出すべくスペーサーをかましたので、スペースに余裕が生まれ、スピンドルモーターをセンターに近い位置に戻しました。
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スピンドルベアリングのプリロードを調整すべく時間を掛けてみましたが、どうやらこのモーターのトルク+減速比では4000rpmくらいしか回らないんではないかと。発熱も抑えられません。光沢面なので非接触温度計では測れませんけど、70度くらいにはなってそう。Vベルトの摩擦ロスかと思っていましたが、スピンドルベアリングのフリクションが大きいせいです。
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このまま速度抑え気味で使ってみます。深溝玉軸受はすぐガタがでて落ち着くんじゃないかと。
定格最高速度が6000rpmのモーターに変更しようという計画がありましたが、どうやら1kwより大きくないと、この主軸を10000rpmで回すためのトルクが足りないようです。買う前に気づいてよかったです。
まとめ
XYテーブルを交換し、台に載せてR-8スピンドルを装着しましたが主軸を4000rpmかつ発熱させずに回せません。
その後、対策を考えていたんですが、発熱に留意しながら回すのが最適解のようです。150度まで耐えるグリース入りですし、だからといってグリースが違うだけで値段が5倍に跳ね上がるとかでもないですし、ゴリゴリになったら交換するほうがかんたん。