![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82475566/rectangle_large_type_2_0790c3c46d26ceb6874f3c091cc11121.jpeg?width=1200)
ミニフライスのXYスライドテーブル一式を更新する作業3
ボールナット
ボールナットをバラバラにしてますが、そろそろ玉入れ作業も慣れてきました。
給油のためのM5タップ切りを…軸受鋼の表層焼き入れ、手持ちのドリルやタップでは刃が立ちませんでした。超硬エンドミルならなんとか、という硬さ。
![](https://assets.st-note.com/img/1657553988245-B6wiTJOJdT.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1657554014230-Q6Jsby3THL.jpg?width=1200)
ここは当初グリース圧入の予定でしたが、摺動オイルに方向転換し、タップ切りするほど圧力掛けないので真ちゅうパイプ圧入でいくことに。
![](https://assets.st-note.com/img/1657554103199-azCDf6pwGi.jpg?width=1200)
ボールナットのパーツ。気を付けていても1-2個は必ず落としますし見つかりません。径が写真の通りなのでインチサイズ鋼球で補充可能。100個買って公差で分別してから…というところまでは凝りません。このボールナットは1605のC5精度、C7精度のボールは小さく規格サイズではないですよ。球詰めにもっとも適しているツールは切断し端面が平らなボールねじそのもの。
![](https://assets.st-note.com/img/1657554237617-aa71qVq9wJ.jpg?width=1200)
チューブを取り廻してマニホールドに集合、それぞれの吐出量はニードルバルブで調整します。テーブル内のがボールナット給油用、ギリギリ通せます。
![](https://assets.st-note.com/img/1657554408885-L2iPA9gvzl.jpg?width=1200)
Y軸の給油はボールナットに最初から用意されているM6穴にエルボで。X軸だとスペースがなかったのでフランジ正面に穴を開けた、といういきさつ。
摺動面給油穴をGIBに加工
![](https://assets.st-note.com/img/1657554725131-R8rHcVOW2J.jpg?width=1200)
摺動面の給油はGIBに貫通穴を開ける以外の方法はありません。面調整をして下に下がった分の補正で0.1ミリのシムを入れてますが穴開け…
![](https://assets.st-note.com/img/1657554845060-TcP3WXYvSn.jpg?width=1200)
テーパーGIBのオイル溝は手持ちで掘りました。テーパーのせいでバイスへの保持が面倒だったので。動画で手堀りしてるのを「ああなんでそこで手をぬく?」と思ったこともありますが、自分がやるとは。ただ、まっすぐ掘れてなくても問題ないですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1657554899488-GxCn8LWjkF.jpg?width=1200)
仮組み。ホームスイッチも用意。
![](https://assets.st-note.com/img/1657555024107-kc5oqod0WG.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1657555057868-l1YQLRpPc2.jpg?width=1200)
軸が3D直交しているモーターはギリギリ躱します。
このへんカバーを作らないといけないわけですが、3Dプリンタがあると楽なんだろうな、けれど層間の密着がゆるくてクーラントが浸みますよね。
まとめ
ボールナット加工は大変、というか断念。削るくらいしかやれることがない。
組んでみました。Fusion 360が無かったら試行錯誤で作るので、四角板と丸棒を組み合わせたような造形になっていたと思います。