マシントーチ変更後テスト
安く買ったプラズマ、アークの安定が悪くて、ガレージの分電の見直しを行い、マシントーチに変更しようとしたらプラズマ本体内部配線のやり直しを余儀なくされ変更。その際ケース内側にススがついているのを見つけ発生源をたどると、高圧直流(300V超)のケーブルがパワトラのヒートシンクと擦れて被覆が痛んで芯線が露出し、状況によりここでアーク発生という状況が生まれていたようで。
マシントーチ短縮してブラケットの製作。一本レールに2つスライドに変更しました。リニアスライドはザラザラが入り固着してしまう跳ね返り防止カバーは必須。
一番簡単な構造でトーチを咥えることにしましたが、ボルト2本緩めるだけでトーチは抜けるので問題無し。ハンドトーチだとこうはいかない。
ハンドトーチではノズルを咥えていましたが、マシントーチはボディで固定しているので、ノズルや電極をそのまま脱着可能になりました。
装着する前にパイロットアーク出るかだけスイッチのコネクタを短絡させてみたけどなにも起こらず、テスタで当たると耐熱素材のシールドに変更したあと、上端の導通する真ちゅうの外径がわずかに小さくてトーチ本体の端子と接触していませんでした。
試運転。アークが安定発生するようになったのは中の配線を補修したのがよかったようですが、カットがあまりうまくできず頭ひねりました。
電極とノズルには2種の形状があり、ブローバックパイロットアークのため導通する位置が違うのは分かってたんですが、同じノズル径でも特性がかなり違うんだなと。
右の電極は太くなっているところでノズルと接触するのですが、左のは先端とノズルの底。左のはエア圧低めが調子よかったんですが、右はかなり高め、Hyperthermと同じくらいにするとカット品質がよくなりました。
そして左のセットはちょっと使いノズル内径が減ってくるとアークの飛び方にクセがつき、中心のピアス穴から右下斜め方向にアークの跳ね返りがあったんですが、
右のセットではピアス穴がまっすぐ貫通するのは良い。ハンドトーチではキチンと垂直に固定できてなかったのかも。エア圧や電流の違いもありますが。同じ0.9ミリノズルのはずが下のほうがKerf幅が広いので実質1.0ミリなのではと思います。
【更新】0.9として使っていたノズルをよく調べたら1.1でした。
まとめ
クセをつかむのはまだまだですが、マシントーチに交換して仕切り直し。