ミニフライスのXYスライドテーブル一式を更新する作業2
このあたりまでは調子よかった…
実際形にしないとアイディアが浮かばなかったんで。
ベルトも届いてプーリーも棒から切り出しで、実寸で検討。
この段階でシミュレーションで何度も確認し、
表面はかんたんなんですが、円が歪んでます。精度は要求されないし先にいく。
裏面切削は捨て板にマスキングテープ背面合わせ瞬間接着剤でやったんですが、切削抵抗に耐えかねて剥がれました。
剥がれかけた時点でバイスと同調しない動きになってたはずなんですが、バイスを見てはいないので「角までエンドミルがつっこまない理由がわからない…」と思ってた10秒後に上の写真の状態になりました。
これはですね、マスキングテープの糊が十分効く面平滑度が出てなかったのと、加工熱と切削液に浸かったイソプロパノールで糊が軟化したせいです。
製品ではない自分用だから雑になって失敗。
それとバックラッシュを確認したらY軸が0.5ミリもあって、ナットの留めネジを締め直しました。ステッピングモーターの力が増えた分、そこにしわ寄せが来たようで。ここで削っているブラケット自体がそもそもごっそりXY軸を交換するためのものなので、もうちょっともてばいいから、と目ぇつぶってたけど完走できず、再調整するはめに。
調整したんですけど、YスライドはGIBをうまいこと調整してX-残りストローク15ミリくらいで引っかかって止まります。ブルーペーストと超硬スクレイパーでの調整が必要なレベル。
というわけでクリアランスを0.2ミリ程度で掘っていたボールねじベアリングホルダを沈めるポケットは狭すぎたので手で送って(MPGですけど)追加工して入るようにしました。
ステッピングモーター側は円加工なのでGコード新しく作りました。四隅の留めネジ穴を基準にセンター出して四角と〇の外側いっぱい部分だけ仕上げるツールパス。
アルミ用ラフィングエンドミルが終わりました。軸受け鋼ボールナットを削るのにも使ったので、そうなりますよね。角を追い込むため細目の超硬エンドミルを使ったらまあ切れること。エンドミルは寿命がわかりにくくて困る。
まとめ
いろいろ起こる。イソプロパノール切削液はアルミ向けと言われてためしてみたけど、悪くなさそう。マスキングテープ法を使わなければ、だけど。なにか対策を考える必要がありそうです。