カーテンを開けたら・・・

女の子なら一度は、「白馬の王子さま」まではいかないけど、そんな出会いに少し憧れますよね？

こんなこと現実にはありえない！と思っていましたが、実は似たことがありました。

これは、数年前のある日曜日のお昼前のこと。

今日は休みやし、自分の部屋の掃除でもしよかなと突然思いつき、二階にある自分の部屋のカーテンを開けました。

ちょうど目の前には隣の山際に植えられた数本の少し濃いめピンクの満開の八重桜が。
太陽の光をうけてピカピカ輝いているのが、目に飛び込んで来ました。

あぁ、もう八重桜が咲いたら、春も終わりやな、、、と思っていた瞬間のことです。

ちょっと前にお見合いをした人の車が、その八重桜の木の下の道をゆっくりと通ったのです。
一瞬、その人とちょっと目が合った気がしました。次の瞬間はお隣さんの外壁に隠れてしまい、もう見えなくなりました。

もしや？とおもい、一階にかけ降り、食卓テーブルにおいていた携帯を手にとってメールすると、「今、通りました」とすぐに返信が来ました。

後に、夫となった人に、その時のことを聞いてみました。

そのときの夫は仕事で、私の実家の近所へ来ていました。
確かこの辺に家があるってゆうてたな、、、と減速しながら回りを伺いつつ、クルマを走らせていたようです。

ある家の窓に目がいった瞬間、急にカーテンが勢いよく開いて、そこに私が立っていて、窓外を眺めている姿が目に入ったそうです。

その時のことを「あの子は魔女だ！！！」と思ったそうです。

なんで、オレが通りかかった瞬間に急にカーテンを開けて、立っているのかっ！と。

私からすれば、ただ単に部屋の換気のためにカーテンを開けたんですけどね。

そんなこんなで、その偶然が決定的だった？？？のか、後に結婚することになりました。

突然の再会。
おもしろいですね。

これは友人夫妻の出会いの話。

奥さんがまだ高校生の時のこと。
その子は私も通学で使っていた地元の超ローカル線の始発駅(始発駅であっているのか？ここから北の区間は電化されていない)から電車に乗って通学していたそうです。
そこから２つ目の駅からいつもかっこいい男の子が乗ってくるな～と見ていたそうです。
そんな目の保養も長く続きません。
男の子は学年が上だったので、先に卒業してしまい、いつもの通学の電車では姿を見なくなりました。

それから数年。
彼女の方は別の男の子とお付き合いをしていたそうですが、別れてしまいました。
ある時、自動車学校？で仲良くなった男の子から「かっこいい先輩知ってるから、紹介します」と声かけられて、会ってみました。
それがまさか、自分が高校生時代に電車の中で目の保養にしていた彼だったのです！

奥さんは再会に感動したそうですが、ご主人は後に奥さんになる女の子からの熱い視線にはまったく気がついていなかったそうです(そりゃそうだ！)

２人は後に結婚しました。

こんな再会もあるんですね。

お話を聞いたときは、ドラマか小説かなと思いました(笑)

私の話に戻りますが、これは本当の話なのです。
お互い独身だったので、「これは運命？」と思いましたが、、、

今、カーテンを開けて私の姿が見えたら「なんか用？！」と半分怒りぎみに言ってるに違いありません(笑)