サッカーの質を上げるには技術が必要なのでは?
Jの試合後には、監督会見があり、その時のやりとりが発表されます。
全ての会話が公表されているわけでは無いとは思いますが、ここ数試合では、サッカーの質を上げるというような事を言われています。
なんとなく分かったような気がするのですが、冷静に考えると具体的にどんな事を目指しているのだろうかと思わされます。
ちょうど一年くらい前の下の記事でも同じような事を書いてますが、まずは技術なのではないかと思っています。
フロンターレのミッションとは
試合の流れを感じたり、パスコースを見つけたり、数cmを意識してパスを出したり出来るのは、まずは足元の技術があってこそだと思っています。
そんな事は皆分かっているのですが、具体的にどのようにするのか、今やったことの何が良くなくて上手くいかないのか、という事を試合中や練習中にすぐに教えてもらえる環境にいるかどうかというのは大きいと思っています。
2020年のフロンターレには、そんな選手も居て、チーム全体の雰囲気も技術重視な感じだったと思います。
しかし、その後はチームの中心になって周りの選手に技術の大切さを見せつけるような選手が育つこともなく、外部からの「足元が上手い」という評価とは裏腹に、技術的には普通のチームに向かっていくことになりました。
事実としてそのような選手がいない、というのは誰が観ても分かると思いますが、気になるのはそこにチームとしてどのように対処して行こうとしているのか分からないということです。
本当なら遮二無二選手を育てるというのが一番なのかと思いますが、それもやっていません。
選手を育てる方法としては、練習をしっかりやり試合に出すことが必要だと思います。
フロンターレの技術は、基本となるのが風間さんという非常に独特の考えを持った人の方法をベースにしているので、たぶん他のチームに行っても学ぶ事は出来ないと思われます。(風間さんは、2024年時点で南葛FCの監督ですので、そこなら学べると思います)
まぁ、これも最近の様子を見ると継承されてないのかもしれませんので、なんとも言えないですが…
そして、実戦でしか感じられない事もあると思いますので、試合には出さないといけないと思います。
ところが、最近のフロンターレは、有望な若手をユースから昇格させても、試合に出さずに1年後にはレンタルに出すということを繰り返していますから、当然のことながら育つはずもありません。
他のチームに所属していて技術的に近いレベルの選手を集める事も有効ですが、それでもフロンターレ独特の技術もあると思うので、ある程度育てる必要があるはずなので、試合には出す必要があるはずですが、やっぱり使わない。
その上、技術的にはちっとも上達しないので、組み立てに入れない選手をずっとスタメンで使っていれば、技術的に高いレベルの選手は技術を極めることが第一の目標になりませんので、チームとしての技術レベルはちっとも上がらないということになると思います。
まぁ、技術レベルを上げなくてもサッカーの質は上がるという選択をしているのだと思いますので、それを楽しみに待ちたいと思いますが、最近の試合を観る限りあまり期待できない気もしております。
チームからいらないと言われた古いサポーターが何を言っても仕方が無いですが、少なくともホームゲームは観に行ってますので、面白いゲームが観たいものだと思いますな。