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首都圏における小型スーパーの使命~講演内容、即日まとめました「流通大会2025」<2日目>
こんにちは。「流通大会2025」2日目の講演内容のポイントを研究員がご紹介します。ライブ視聴された方は、振り返りにぜひご活用ください。
まとめと一言:公益財団法人流通経済研究所 主任研究員 重冨 貴子
講演者紹介
まいばすけっと株式会社 経営企画部 部長
二川 真悟 氏
講演:首都圏における小型スーパーの使命
〇「都市型」の小型店舗
まいばすけっとは、「都市型」小型店舗に特化したスーパーマーケットを、首都圏に多店舗展開しています。積極出店によるドミナント網の構築と、それを支える独自のオペレーションが成長のカギとなっていることを、企業沿革も交えながらご紹介いただきました。
社会・市場環境は急速に変化し、競合状況も厳しさを増していますが、大都市圏「都市部」の生活者ニーズ-利便性と値頃感-に対応し、地域社会のインフラとして貢献していきたい、というミッションを掲げ、さらなる成長を目指した取り組みが様々に進められています。
〇 地域からの出店要請も
店舗運営では、店舗フォーマットとオペレーションの標準化、および、効率的運営を重視されていますが、最近では地域住民から要請を受けて出店する場合もあり、立地の多様化と事業拡大につながっているとのことでした。
[研究員からの一言]
「都市部」住民の日常生活に密着した店舗を運営する企業として、出店エリアの住民に支持されるだけでなく、地域に根差した社会貢献の取り組みや、従業員からも選ばれる企業を目指した労働環境の改善とサービス向上の両立など、地域社会での関与を深め、より親しまれる企業として進化されている様子が、大変印象的でした。
小売企業を取り巻く競合状況は厳しさを増していますが、企業の提供価値が利用者(地域住民)に評価され、企業利益として還元される、という好循環が生じており、小売企業が提供する価値の“深さ”についても重要な示唆をいただいたご講演でした。
<注>
各講演の「概要」は、筆者がリアルタイムで聴講した内容をもとに記述しています。聞き違いなどを含んでいる可能性がある点にご留意ください。また、「研究員からの一言」の内容は筆者個人のものです。
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