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働き方改革とウェルビーイング(well-being)の実現~「流通大会」のご案内~ 

こんにちは。最近、「ウェルビーイング(well-being)」という言葉を目にする機会が増えました。何となく、健康であることや、幸福である状態を指しているのだろう、と、曖昧にとらえていたのですが、流通経済研究所が主催するセミナー、「流通大会」(2月8日~10日にオンラインで開催)の登壇者が、ウェルビーイングの実現を目指して、社内でさまざまな改革に取り組んでいる、ということを、お話してくださるということもあり、今回は、この言葉の意味することを確認してみました。

仕事とウェルビーイング

 厚生労働省によると、〈労働者一人ひとりが、自ら望む生き方に沿った豊かで健康的な職業生活を実現し、かつ、我が国の経済活力を維持・発展させていく〉ためには、〈就業面からのウェル・ビーイングの向上と生産性向上の好循環〉と〈多様な人々が活躍できる社会の推進〉を図っていくことが必要だとしています。ここで、「就業面からのウェル・ビーイングの向上」とは、〈働き方を労働者が主体的に選択できる環境整備の推進・雇用条件の改善等を通じて、労働者が自ら望む生き方に沿った豊かで健康的な職業人生を送れるようになることにより、自らの権利や自己実現が保障され、働きがいを持ち、身体的、精神的、社会的に良好な状態になること〉を指しています。
※"〈 〉"内は、厚生労働省雇用政策研究会「雇用政策研究会報告書 人口減少・社会構造の変化の中で、ウェル・ビーイングの向上と生産性向上の好循環、多様な活躍に向けて」(2019年7月)からの引用。

 長く引用しましたが、「就業面からのウェル・ビーイングの向上」とは、「働く人が、自分がこう生きたいと思う価値観にあった働き方をして、働きがいを持ち、身体的、精神的、社会的に良い状態になる」ということだと言えそうです。

 先に述べたように、2月8日~10日に開催する「流通大会」では、ウェルビーイングの実現を目指して社内改革を推進しているメーカーの責任者の方にお話をしていただきます。他にも、消費財メーカーや小売業、卸売業などが、今考えておくべき、重要なテーマに沿った講演があります。

ご興味のある方は、是非、ご参加ください。

流通大会2023 2月9日(木)のプログラム

1.変わる小売業の方向性

 購入者の生活の必要に応じて商品やサービスを提供してきた小売業の役割やあり方が、現在大きく変化しつつあります。小売業は近未来を見据え、何を実現しなければならないのか?また、その実現のために業態を刷新し、運営する人をどのように育てていくのか?お客様との接点の拡大、店舗チャネルの役割変化、商品やサービスの価値創造、サプライチェーンの変革などのテーマについて、株式会社カスミ 代表取締役社長/ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社 代表取締役副社長の山本慎一郎氏にお話しいただきます。

2.小売ビジネスモデルの変化とメーカー・マーケティングの対応

 小売業のビジネスモデルがデジタルを取り込むことによって、リアルのみの小売からネットを含むオムニチャネル・リテーリングに変わりつつあります。これからの小売業のビジネスモデルはどのように変化するか?メーカーのマーケティングはどのように対応したらよいかについて、流通経済研究所理事 / 中央大学大学院教授 の中村博が報告します。

3.日清食品における事業構造改革に向けた取り組みについて

 環境が大きく変化する中で、日清食品ではwell-beingの実現をゴールとして、様々な変革を進めてきました。DXやサプライチェーン構造改革による生産性向上や、人事制度改革や組織開発による働き方改革の実現です。それらは、既に数値として効果が出てきているものもあります。しかし、取り組みの多くはまだ結果が出ておらず、現在も悪戦苦闘しながら進めています。日清食品ホールディングス株式会社 サプライチェーン構造改革プロジェクト部長 兼 DX 推進部長の深井雅裕氏からは、それらの事例を共有いただきます。

4.2023年の日本経済の展望

 ドル高・円安のピークアウトや春闘の賃上げ期待により、2023年は個人消費がコロナ前の水準に回復することが視野に入ってきました。一方、欧米ではこの間の金融引き締めにより景気後退懸念が高まっています。また、中国でも習近平政権3期目突入に伴い、共同富裕の強化により中国経済の更なる減速には注意が必要です。株式会社第一生命経済研究所 首席エコノミスト
の永濱利廣氏からは、懸念が高まっている海外の景気とともに、2023年の日本経済を展望いただきます。

開催概要

開催日時:2023年2月8日(水)・9日(木)・10日(金)13:00~17:30
開催方法:ZOOMによるWeb配信(ライブ) ※後日アーカイブ配信あり
参加対象:流通・マーケティングに関心のある方
 ◯小売業、卸売業、メーカーのトップマネジメント及び経営幹部
 ◯上記業界の経営企画、営業企画、マーケティング、営業部門等の担当者
 ◯上記業界の業界団体関係者
 ◯流通をサポートする専門分野の企業の方 など
参加費:1名様につき
 2月8日(水) 35,000円(税込38,500円)
 2月9日(木)  35,000円(税込38,500円)
 2月10日(金) 35,000円(税込38,500円)
 3日間参加[2月8日~10日の3日間通し] 80,000円(税込88,000円)
※お申込締切:ライブ配信+アーカイブ配信は2023年2月3日(金)まで
       アーカイブ配信は2023年2月15日(水)まで
 参加特典:定期刊行誌『流通情報』最新号の電子版を謹呈いたします。

『流通情報』最新号のコンテンツはこちら(2023年1月発刊)

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