デグチユウト式The Breeders入門
The Breedersですよ。
奥さん、Breedersです。
Pixiesのベーシストにしてサイドボーカル、キム・ディールがPixiesの後半でサイドプロジェクトとして発足させたThe Breedersの話をします。
どんなバンドか?
まあとりあえずの来歴はWikipediaでも読んでください。
どんな時もWikipediaだぞ。
まぁ厳密性は低くてもザックリ来歴を知るくらいには良いから。
Wiki読めWiki
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BA
結成当初はキム・ディールとスローイング・ミュージズのタニヤ・ドネリーが中心メンバーでしたが1st『Pod』発表後にタニヤ・ドネリーが脱退、キムの姉ケリーがリードギターとして加入しています。
なので初期メンバーはキムとベースのジョゼフィン・ウィッグスのみ。
聴いてみよう
それでは最初期メンバーで制作しNirvanaのカート・コバーンも傑作と絶賛したPodから『Hellbound』という曲をどうぞ。
The Breeders - Hellbound
いやーこれですよ。
キム・ディールの作曲において今後も金太郎飴のごとく量産され続ける「ベースから始まりコーラス部でギターが合流」というスタイル
俺がCryingsでもこの構成を多用しまくってるのは完全にキム・ディール好き好きボーイだからですね。
そして忘れてはならないメンバーチェンジ後の傑作アルバム『Last Splash』からこの2曲
The Breeders - Cannonball
The Breeders - Divine Hammer
あーーーーーーーーーー
もうね
好き
好きなんだよ〜なあ好きなんだよ〜
好きだから〜もう好きなんだから〜
そう呟きながらヨダレを垂らすほど好きなこの2曲
美しいメロディー、キムとケリーのラフだけど息ぴったりなコーラスワーク、ミッドがバチバチ鳴るベース、技術を置き去りにセンスだけで構築されたギターリフ
『ローファイ』という概念の最も美しい箇所だけを抜き出したような楽曲群です。
ちなみに俺はあまりに好きすぎて過去に『Divine Hammer』カバーしたことがあります。
このカバー、なぜか謎の外国人達にややウケしました。
謎
とにかくBreedersの特徴はキム・ディールの一貫した演奏スタイルというか美学ですね。
Pixies時代についてインタビューで「他のロックバンドがやってるようなことはやりたくなかった」と発言したひねくれ者が作る楽曲はどれもヘンテコでローファイで美しくポップ
技術ではなく美学とアイディア
根っこにパンクロックの煌めきを持ちながらキュートなスタイルを維持し続けたThe Breedersを心から愛してます。
皆さんもぜひ聴いてみてね。
ちなみに最初に聞くなら2ndアルバム『Last Splash』がオススメ!
1枚通して捨て曲ナシの傑作です。
それでは最後はBreedersのヘロッヘロで最高にクールなライブ映像を観ながらお別れしましょう。
ごきげんよう!