再度『20代にしておきたい17のこと』本田健を読んで
この本は2年前にも読んだことがあった。
「このままこの生活のままでもいいんだろうか」と働き方に疑問を感じていた時だったと思う。
今回はその頃の私と今の私が読んだ違いも含めて感想を記していきたい。
~今回心に残ったこと~
①初めに開いたのは【16、異文化に触れる旅をする】のページだった
今の私は、春からのフィリピン語学留学、オーストラリアのワーホリに向けての準備もしているところだ。そしてここ1カ月はそれに加えて本気で起業することを目指している。
並行していくうちに、こんなことを思っていた。
「今の状態で海外に行ってる場合じゃないんじゃないか」
「日本でのサービス提供をしたいのに、海外にいる時間はもったいないんじゃないか」
「もし渡航前に日本で小さくビジネスを始められたとしてもすぐ渡航するのだから、海外にいては動きにくくなってしまうのではないか」
だが、この章を読んで心がすくわれた。
海外にいくことで、より日本のことがわかる、幸せの基準値が下がる、自分の視野が広くなる。
この本でも、海外に住む経験ができるならしてみたらいいと。
自分の悩みを肯定してもらった気がする。
まだ、上記の悩みが完全に払しょくされたわけではないが。
海外でも動けるめどがたった時ようやく、私は100%海外に行くことを肯定できると感じている。
「石橋を叩いて渡りまくる性質」がわかりやすくでているなぁ。(笑)
そして、この章を通して私はフィリピンでボランティアに参加することに決めた。
「いつかボランティアをしてみたい」と思っていた気持ちと、
「フィリピンだからできること」がマッチした!
調べたら、留学生向けに週末のみできるボランティアもあるとのこと。
周りの友だちは遊びに行っているであろう時間を、私はこっちの経験に使いたい。この決定は、「周りと違うことをすることに快感を得る性質」も発揮されている。
留学中できた友だちと遊びに行くことももちろん素敵な経験だと思う。ジンベイザメと泳ぐのは私もやりたい。もちろんそれも楽しみにしている。
でも、フィリピンにいる私が最大限できる経験を取りに行くことを忘れずにいたいと思う。
海外に行くことを視野にすら入れていなかった2年前の私は、この章があったことすら覚えていなかった。
やはり自分のアンテナに対して目が引かれていく。いかに多くのアンテナを立てておくことが必要か改めて感じた。
②【メンター】について
“この本は「メンターを見つけろ」って書いてあった”と覚えていたくらい、印象深いことであった。
2年前の私には印象が強い学びであったことがわかる。
その頃は、職場ではすべてが理想の先輩はいないと感じ悩んだが、それぞれの先輩のいいところを盗んでいいところだらけの理想を作っていた。
また、サーフィンでは憧れるお姉さんの存在ができ、その人をメンターだと思っていた。
今、もう一度読むとまた違う解釈をしている。
メンターとは、自分の理想とする方向に導いてくれる人、その時々で自分の相談に乗り、応援してくれる人、そして自分が目指したい姿であるということ。
加えて、そのタイミングで変わっていくこともあるということ。
思い出すと、小学生の頃の担任の先生、中学生の頃の担任の先生、高校生の頃は予備校の先生、大学の頃はゼミの先生、サーフィンに夢中な時はその先輩たち。そして今は企業をしようとしている私を導いてくれる存在を探している。
また、再度感じたことは、どんなに忙しい中でも恋愛を楽しんでいる女性に憧れるということだ。どこにいるのだろうか?自分のビジネスも成功し、趣味を楽しみ、パートナーと幸せに過ごしている女性は。
同じ本を日がたってから読むこと
読んだ本を手放さずに、また日がたった頃に読むことにしようと強く思った。視点が変わっていて自分の成長がわかりやすい。本にはその価値もあるんだなあ。
そして最近メルカリで入手した本が、実は起業した人が自分の事業を始めるときに読んでいた本で、その人もまた別の起業した人から譲り受けていた。まさかの4代目!!!
何か素敵なご縁を感じ、紙の本だからこその価値があると感じた。
先輩たちの歴史が刻まれているなんて素敵じゃない!!
だからやっぱり、紙の本はなくならないんじゃない?