見出し画像

ドヤドヤされてフムフムする。俳優の役作りとセルフプロデュース。

今回フムフムさせていただいたのは、俳優をやられているセラヴィー(@Serra_vie)さん。俳優として活動しつつ、noteではイラストを描いたり、文を書いたりされている。

また、bosyuでは映画コンシェルジュというbosyu案件を出している。マルチな活躍をされているアーティストです。

いろんな話が聞けそうだなぁと思いつつ当日フムフムさせていただきました。

フリーの俳優として

俳優といえば事務所に入ってオーディションを受けたりオファーを受けたり…みたいなことかな?と思ったらセラヴィーさんはフリーで活動されている方でした。フリーってどうやって仕事を取りにいくんだ。オファーがくるのか?オーディションの話とかどう引っ張ってくるんだ? いきなり疑問だらけになった。

話を聞くと、「人脈を取りに行く」ことが大きな影響になるらしい。なにかの現場で得た人脈、元々所属していた事務所での人脈、エトセトラエトセトラ。オーディションの話などもそういったところ経由が多いそうだ。

そもそも「俳優業のしごと」は幅が広い。活躍の場は映画やドラマ、舞台だけではない。CMだったり再現VTRだったり、大きいもの小さいもの、メディア媒体だって様々だ。いろんな現場で培った人脈で、次の仕事が決まったり、オーディションの際に思い出してもらったりするのだろう。

俳優業を行っている人のタイプも様々だ。別の仕事をしながら俳優をやっている人もいる。キャリアコーチングをしながら俳優をしている人だっているらしい。ただ、そういった他業種での経験は俳優という仕事に対してプラスに働くこともあるんだろうなと思った。

そういった経験だけでなく、「容姿」も大きく影響する。「○○の仕事をやっている人っぽい」みたいな役が決まっている時「ああ、あの人は…」みたいに思ってもらうことや、オーディションで「っぽさ」を出せるとか。そういったことに、バックグラウンドや他業種の経験というのは活かされるのだろう。

演技はもちろん大事だが、役のイメージを出せるかどうか。画的に求めているものになるかどうか。配役はそのように決まることもある。

「役作り」といえば、例えば鈴木亮平さんが役作りで体重を10キロ単位で増やしたり減らしたり…という話は聞いた頃がある。その他にも役者さんで役に合わせて歯を削ったり、骨格のために奥歯を抜く人がいたり…ハリウッドスターなどはめちゃくちゃ過激な体いじりをしているケースもあるらしい。聞く度にクレイジーだ。私なんて体重を増やそうにも体質的に増えなくてやばい、みたいなことばかりなのに。

ただそれは配役が決まったケースだよな…、役がアサインされてから、そのイメージにアジャストする作業だと思っていた。

それはもちろんそのとおり。ただ、役に対し作り込むこと、セルフプロデュース力が大事なのだと話していた。自分はこのような役ができるのだというプロデュース。そのためにも、容姿に関する管理能力が重要なのだと言う。自分がどうみられるのか。

セラヴィーさんの場合は極端に太ったり痩せたりせず、肌に悪影響を起こさないよう規則正しく…を日頃から怠らないようにしている。あとは、体力勝負の部分があるので「動ける体を作っておく」ことを心がけているらしい。

そういえば話を始めた時に「趣味は筋トレ」ともおっしゃっていた。
筋トレをやる中でも毎日派と回復のために適度に休むほうが良い派、プロテインも大豆派ホエイ派がいて~~とひとしきり盛り上がったのはコレかぁ。

ともかく、俳優としての自分がどういったキャラクター、職業、シチュエーションに対して当てはまるのか。当てはまるぞ、と関係者に認識してもらうのか。それを求められる現場を見つける、アジャストしていく、ということなのかなぁと思った。めちゃくちゃおもしろい。それが役作りの基礎であり、セルフプロデュースなのかもしれない。

人を見る目

これは私の印象だけど、人を見る目・物事を見る目線が既に違うぞ!と思うことがあった。分析力と言うのだろうか。

セルフプロデュースの話になったときだったかな。「私自身の強みってなんだろうな~それを活かすことを考えないとな~」と話したら、秒で「傾聴力がある」「相手を不快にさせない話の聞き方ができる」ことは少なくとも私の強みだと教えてくれました。へへ…そうすか…?てへへ…(未だに慣れてない)

ご自身の強みや弱み、性格の傾向もパシッと分析されていて、こんなに自身の良し悪しの部分を評せて言語化できるのはすごいなぁ…と感心するばかりだった。自分の得手不得手とどう付き合うか、どう活かしていくのかという視点なんだろうな。

当然、このあたりの分析は俳優業以外でも必要になってくるものだとは思いつつ、自分の「存在」自体が商品だからこそ、特にこのあたりの分析と、打ち出していく力が求められるのだろうなと思いながら話を伺っていた。この視点をもってSNSでの発信の仕方やチャネルの選択の仕方などを考えるのは、それはそれでめちゃくちゃ楽しそうだ。

終わりに

今まで俳優さんといえばドラマ!舞台!みたいなことばかりに着目していたけど、それこそセリフも無いようなエキストラの人だったり、CMに何気なく出ている俳優さんだったり…の見方も変わりそう。よく画を見てみると、それっぽい画になってるんだよな。自然すぎて気づかないけど、キャスティングや演技の妙なんだろう。

私自身広告業界にいるもんだからそのへんのキャスティングの仕組みとか、聞こうと思ったら聞けそうだなぁ。とても興味深い話が聞けました。

セラヴィーさん、ありがとうございました!


いいなと思ったら応援しよう!

でご
頂いたサポートはありがたく自分の心の栄養のためにつかいます!