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フィードバックする側になった時の注意点

僕が勉強を嫌いになった理由

小学生時代の僕は、とにかく勉強が嫌いで、勉強が嫌いというか遊ぶことの方が楽しかったので、遊んでばかりで勉強をまったくしてきませんでした。
※めちゃくちゃ後悔しています。

そんな僕でも、小学3年生ぐらいの時に、一瞬だけ勉強って楽しいって思えた時がありました。
「答え」と「解き方」をまとめる算数の宿題での経験です。
誰もいない部屋で(テレビはつけたまま♪)、ひたすらに解き方と答えを考え、没頭し、1時間が経った頃、うわ、算数ってこんなに楽しいんだ!って心がときめいたことを覚えています。
翌日、スキップランランで先生に宿題を出しました。
「あら、珍しいわね、宿題なんかやってきて」と冷たい感じの言葉にも動じず、びっちりと解き方がまとめられている宿題を提出したのです。

その日の学校が終わり、提出した宿題が戻ってきました。
どれどれ・・・と、宿題を確認したところ、赤文字で「レ」がいたるところに散りばめられており、なんらコメントもなかったのです。
楽しかったと思えた宿題は、どうやらぜんぶダメだったようで、何がダメなのかもわからず、二度と勉強などするものかと心に誓ったことを覚えています。

自分に使う時間よりも、他人に使う時間の方が長かったリーダー時代

学校の場合、きっと一人の生徒にかけられる時間なんて限られてるわけなので、何がダメだったとか、どうやったら良かったのかとか、そんなことに時間は割けないのだろうなと思います。
しかも、普段は勉強なんかしないヤツがいきなり宿題をやってきてスキップしてくるわけですから、先生からしたら「なんだコイツ」って思うのも当然ですよね。当時はムカついてしょうがなかったけど、今となっては当たり前っちゃ当たり前よなぁと反省しています。

リーダー職に就いた時、宿題の経験からか、僕はフィードバックする際、気をつけるようにしていました。
依頼した仕事に対して、仕上がりがどうだったのか、改善点はどこなのか。
ときには、赤文字でびっちりメモ書きして戻したこともあるぐらい、時間をつかっていました。
結果的に、それが良かったかどうかを話すつもりはありませんが、チームメンバーとの信頼関係は築けていたよなって気がしています。(すごくいい雰囲気のチームだったので)
チームメンバーとのお別れの時、〇〇さんと出会えて人生が変わりましたって言ってくれる子もいて、うるっとしたことを覚えています。
リーダー職時代の僕は、成長することの楽しさに気づく手助けができるのであれば、自分自身の時間なんてどうでもいいやって思っていたぐらいです。

フィードバックされる側は期待している

上司や、取引先から依頼された仕事を頑張って完了させた。
上司に、みてください!っていって、提出したものの、なんのフィードバックもない場合、「この仕事って必要あったのかな」って思ってしまいますよね。
こういう細かい不満みたいのが積み重なっていくと、組織って変な空気を生み出していくんですよねぇ。
たとえ簡単な資料の作成をお願いしたとしても、やってくれたメンバーに「ありがとう」「この資料があるおかげで助かったよ」って言ってくれるだけでも、チームメンバーはうれしいものなんですよね。
そうやって、ちょっとずつ信頼関係ができあがり、組織の雰囲気も良くなっていくはずです。

フィードバックされる側の期待は、する側が思っている以上に高かったりするので、その期待を超えていけるといいですね。

それでは。

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