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広告運用担当者が存在する価値

指示通りにこなすだけならAIでいいと思う

広告主には様々なタイプの方がいて、ものすごく細かく指示を出してくる広告主さんもいれば、目標だけを伝えて、あとはお願い!みたいな広告主さんがいらっしゃいます。
先日、言った言わない問題は簡単な議事録と合意で解決しようを書いている時に気づいたことがあって、

日中のみの配信にすることによって、考えられるリスクについても説明し、それでもやるという合意を得るのか、それともやらない選択肢を提案すべきなのか、こういったやりとりもすごく大事だなって思ったので、今度まとめて書こうと思います。

出典:OLE

広告運用ってだいたいのことがトレードオフで進むんですよね。
日中のみに、広告配信スケジュールを設定するということは、夜間の広告配信を捨てる、ということになります。
日中だけに広告配信はしぼられる分、広告費が少なく済む(夜間分も日中に配分したら別ですよ)一方で、夜間の広告配信はしなくなるわけなので、夜間にサービスを必要としている人たちへ広告配信はできなくなる、つまり機会損失が発生するわけです。
こういった、絞る、除外する、みたいな調整は、広告主から広告運用担当者への依頼で多いランキング上位に位置するんじゃないかなぁ。
そんで、広告主からの、「日中だけに広告配信を絞りたい」に対する最も楽な判断は、「了解です」だと思うのです。
様々なリスクとか考慮せず、「了解です」で済ませておくのが一番楽ではあるのですが、はたしてそれは広告運用担当者が存在する価値はあるのかなぁと。

「やらない」という選択肢を提案することは悪いことじゃない

例:受付は日中だけだから日中だけに広告配信を絞りたい
広告主からすると、夜間にかけている広告費は無駄なんじゃないかと思っているわけですね。
日中のみの受付なので、日中だけに広告配信を絞ったら効率的じゃね?という発想。
そのまま、了解です、と答えるのではなく、絞った場合に考えられるリスクを考えるようになれると良いと思います。

  • 夜間に獲得していたメール件数は何件あるのか?獲得単価はいくらなのか?

  • 夜間の広告配信が、翌日の受付につながっている可能性はあるのか?

効率を優先すべきだから、日中のみの広告配信にしぼりたい、それならば夜間のメール件数〇〇件ぐらい減りますけれどもやってみましょうか、というふうに判断すればいいですよね。
いや、あくまで件数が大事だ。なんとなく、日中だけに絞った方が良いと思ったんだよね、という話であれば、夜間にこれぐらいのメール件数が発生しているので、日中に絞るという判断は適切ではないと思います、と素直に答えてあげてください。
なるほど、と喜んでくれると思いますよ。

私たちは専門家で、状況に合わせた適切な判断ができるはず

お医者さんにいって、「頭痛いんでバファリンください」と言ったところで、「はい、了解です」とバファリンを処方してくるお医者さんはいないですよね。
お医者さんは、専門家なので、患者さんに対し、様々なことをヒアリングし、レントゲンをとったりして症状を確認し、 症状に合った適切な処置をしてくるんじゃないでしょうか。
広告運用担当者の職業というのもそれに似ているところがあると僕は思うんですよね。
集客、マーケティングの課題状況に合わせて、適切な判断をすることができる専門家でありたいですね。

それでは。

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