見出し画像

ASAのCPA上限設定について

ASA(AppleSearchAds)のCPA上限設定は、他の広告媒体とちょっと違う仕組みで動いてそうなのでメモしておきます。

まずはヘルプから↓

CPA(顧客獲得単価)の上限(タップスルー)は、検索結果キャンペーン内で広告グループレベルで設定することができます。CPAの上限は、1回のタップスルーコンバージョンに支払う金額を定めるものです。最大CPT入札額を指定していて、その値がCPAの上限を上回っている場合、指定したCPAの上限によって広告グループ内のすべてのキーワードの上限が決まります。広告グループに適用される入札額の上限は、設定したCPAの上限に基づいて算出されます。CPAの上限の設定は任意であり、設定するとインプレッション数とコンバージョン数が制限されることにご注意ください。最大入札額は、指定したCPAの上限にタップスルーコンバージョン率を掛けた値(CPA上限 x CR(タップスルー))として算出されます。たとえば、CPAの上限が5米ドルでタップスルーコンバージョン率が65%の場合、計算式は「5米ドル x 0.65 = 3.25米ドル」となり、広告グループのすべてのキーワードに適用される最大入札額は3.25米ドルになります。最大CPT入札額が4米ドルに設定されていれば、この3.25米ドルがそのまま適用されます。キーワードの最大CPT入札額が上述の式の結果よりも低く設定されている場合は、そちらが適用されます。ある程度の期間キャンペーンを実行し、その成果に基づいて上限を設定することをお勧めします。CPAの上限は常に達成されるとは限りません。また、設定後にいつでも調整を加えることができます。

AppleSearchAdsヘルプ

例)設定しているCPAの上限が1,500円、コンバージョン率=50%だった場合、最大CPTは750円に設定されます。
同一グループ内に登録されているキーワードの最大CPTの設定金額が、750円を下回る設定の場合は、その金額が適用される。
今回の場合だと、同一グループのキーワードに最大CPT500円の設定がなされていた場合、500円が適用される、という意味になります。
逆に上回る最大CPTの設定がなされていた場合は、750円が適用される仕組みのようです。

上下CPAと最大CPTについて

これを読んでいて思ったのは、グループに設定するデフォルトの最大CPT設定を適切にしておかないと、知らず知らずのうちに低めの最大CPTになってしまうこともありそうです。下図のようなケースですね。

キーワード個別のCPT設定が上限CPAから算出される最大CPTを下回るとこうなる

そもそもコンバージョン率はいつの段階の値を使用するのかとか、その辺りは私もわからないですし、Appleも機会損失につながる可能性があるので上限CPAは設定しないことを推奨していないので、あんまり使う機会はないかもですが、知らず知らずのうちに機会損失してしまわぬように、ということでメモしておきました。

それでは。

いいなと思ったら応援しよう!