【不妊治療】夫は熱湯風呂禁止
絶好調だった夫の精子が…
初めて体外受精&顕微鏡受精をする際に、出勤前の夫を捕まえて(本人ノリノリでした)専用の容器に精液を採取し、2時間以内に病院に持っていく作業をおこないました。これが…ひと悶着あったんです。
不妊の原因を探す検査の際、夫の精液ももちろん検査しました。すると、運動率、奇形率、量ともに問題なく、なんでしたら点数つけると98点ぐらいの元気野郎でした。先生も学会に持っていきたいとおっしゃるぐらい。映像見せてもらいましたが、鮎かな?ぐらい飛び跳ねて動いてました。はい。私はこの元気な野郎をもってして妊娠できてない自分のふがいなさに静かに落ち込みましたが(笑)
でも可能性が高いのはいいこと、いいこと、ありがたや、と思わないと。そして、実際の体外受精&顕微鏡受精の日を迎えました。
大事に大事に病院に持ち込み、中身に問題ないか調べて頂き、問題なければ受精の作業に入る予定だったのですが…先生に呼ばれてびっくり
なんと精子の元気度が40点ぐらいに落ちとる!!!!
あいつ何してくれたんじゃ!!!
二人三脚で治療
まぁ精液もそのまま使うのではなく、スクリーニング?で元気のない子は取り除いて受精率を上げてくれるので40点だからといってあまり落ち込む必要もないのですが…それでも…あんなに元気だったのに…なんで…
無事にこの精液を使って次の作業には入ってくれましたし、先生もあれ~今日は元気なかったねぇ~とフォローはしてくれましたが、この時に思い知らされました。
不妊治療は一人でやってるんじゃない、と。
ただでさえ、女性のタイミングは月に1回しかなくて、いい卵をとるために毎朝検温して、ホットヨガで心身共に鍛え、ストレスチェックをして、食事も気を使って、水も飲んで、あれやこれやそれやあらゆる身体にいい事やって痛い思いも色々してるのに…せいぜい1回だけの通院で出そうと思えば毎日でも出るやつが頑張らんでどないすんねん!!!と非常に理不尽な…八つ当たりを夫にわぁ!!!!と言いたかったんですが、もちろん言いません。
そんな事言うと、大切な精子も夫の自尊心とともに死んでしまいます。
(全ては妊娠のため…)
それに、生理的なものなのでね、適当に毎日出せるだろうというのは女性側の勝手な言い分ですよね。わかってる。わかってるけど「気分がノラないんだよねぇ~」とか言われた日にはぶん殴りたくなりますけど。
心当たり
帰宅後、夫に結果を伝えると「えぇ!!!なんで!!」と、なんでしたら私より落ち込んでました。自信があったからね…わかるよ。
二人で反省会したところ次の心当たりがありました。
①連日激務でストレス&睡眠不足 → 夜更かし厳禁!寝なさい
②最近食事内容がラーメンなど偏りあり → 定食お食べ!
③禁欲期間長すぎ → 妻が一肌脱ごうぞ
さらにネットで論文を探したり、先人の経験より次の事項も精子の質が低下するのではという考えに至りました。
④過度なアルコール → 飲み会控えて
⑤熱い湯船 → 控えましょうか
ちなみに、夫は当てはまりませんでしたが、喫煙&肥満もよろしくないそうです。
採取間近になると熱湯風呂禁止
2回目の精液採取の際には、夫も前々から頑張ってくれました。アスリートのように体調を整え、熱い湯船には足だけ入り…それ足湯やないか、と思いましたが。夫なりに色々調べて最善を尽くしてくれました。
その甲斐あってか、2回目は元気度98点に戻っていました!!
待合室で小躍りしました。
結果、この2回目の採取&受精でできた受精卵で出産となりました。
学術的には…?
ただ、後々になってネットでクリニックの説明などを色々と調べていると
精子の成長していく過程は約74日程度かかると言われています。別の測定法では3ヶ月強ともいわれ、結局、精子の大元の細胞から成熟精子への流れには、3ヶ月程度は必要と言ってよいと思います。
などとありましたので、直近で色々やったとて意味はないのかもしれませんが、まぁ数値戻ったし、結果オーライかなと思っています。
不妊治療にはとにかく時間がかかります。当初の検査ではいい数値だったけど、その後、仕事の繁忙期で生活習慣が乱れて、実は不妊の原因を増やしていた、もしくは確立を下げる要因になっていた、という事もありえます。私たち夫婦のように。
あまりきっちりきっちりやると、それはそれでストレスなんですが、今後の人生のためにも、定期的な生活習慣の見直しや反省会はいい事だなと感じた経験でした。