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バットマンに救われた話

どうも。皆さんタバコ吸ってますか?
今日も一服のお供になるような記事を書いていけたらと思います!

いやぁすごいですね、ワンダヴィジョン。
ディズニープラスで配信されているMarvelのドラマシリーズなんですが、、いやぁ本当妥協がない。エンドゲームがピークだなんて言わせないという気概が伝わってきます。
さらにはファルコン&ウィンターソルジャーの予告も解禁されました、、、
ウィンターソルジャー好きなんで楽しみ!
シリーズ一作目のアイアンマンからリアルタイムで追えている世代でいることが幸せです。

そう、何を隠そう自分もアメコミヒーロー映画大好き人間なのですが、DCコミックスのバットマンシリーズも大好きです。
特に昨年、TENETで話題を馳せたクリストファーノーラン監督の三部作は何度も見ています。
(ちなみにTENETを一度で理解した唯一の日本人が自分で、ノーラン監督にあのシーンはどういう意味だ?と聞かれて解説をしたこともあります。)
正義とはなんたるか。常に問いかけられていた気がします。
ヒーロー映画にも深みがあるということをこのシリーズで知った気がして、さらにのめり込んだ気もします。
ティムバートンが手がけたバットマンもデザインが最高で大好きです。

そんなクリストファーノーラン監督のバットマンシリーズの完結編、
"Dark knight rising"の劇場公開当時、自分は都内の某映画館でアルバイトしておりました。
前作、シリーズ屈指のヴィラン、JOKER役のヒースレジャーの名演技のかいもあってか完結編である今作も連日大賑わいしておりました。
トムハーディはめちゃくちゃかっこいい、アンハサウェイ最高、終わり方文句なし。といった感じで自分も大満足でした。

そんなこんなで事件当日です。
この日も劇場の中でも大きなスクリーンで、
"Dark knight rising"の上映がありました。
自分はそのスクリーンの開場スタッフとしてその場に配置されておりました。
お客様の入れ替え、清掃を繰り返すのでなかなか疲れておりました。
これがいけなかったのかもしれません。

その日のある回の開場中に、
「おい!もうブランケットねえのかよ?!」
と大きな声で男性客に聞かれました。
そう映画館ではブランケットをお客様に無料で貸し出してるところがありますよね。あれです。

突然な大声と客とはいえ急にその言葉使いはなんだ?と思ったのですが、
「そこになかったらもうありません」
と答えました。
するとお客様は
「あ?だったら探してもってこいよ」
とまだまだ攻めてきます。
自分は思いました。


しかし言葉にはせず、
探してきます〜と言って裏に行き
探したフリをしてある程度時間が経ってから戻りました。
現場に戻るとまだその客がいるのです。
もう予告編が始まってる時間なのに!!!
強力なヴィランです。
「無いっすね」
そう言ってやりました。

するとその客は言うのです。
「なんだ、その口の利き方は?態度もおかしいだろ?アルバイトか?上のやつ呼べよ」
やばいです、、強敵すぎます。

態度悪いのはお前だろ!
しかも男のくせに何をブランケット一つで騒ぎ散らかしてんだよ!
という顔をしていたんでしょう。勘づかれてしまいました。
上司をインカムで呼び、すぐに来てくれましたが、
「もう始まるからお前ら終わる時間にここにこい」
そう言って客はゴッサムシティへ消えて行きました。


「すいません、、」
上司に頭を下げると
「仕方ないよ、しっかり謝ろう」
と言ってくれました。
なんで俺が!!とは言いませんでした。

休憩中、大好きなカツ丼を食べましたが、
この後のことを考えると味がしないなんてことはなく、めちゃくちゃ美味しかったです。カツ丼はすごい。

そしてその時がきました。

上映終わりの時間に上司とそのスクリーンへ。
ゴッサムシティ、そしてブルースウェインも救われたこの物語とは裏腹に自分の物語はバッドエンドへと走り出しました。

大勢の客を見送りながらこの物語のヴィランがやってきました。
くっ、、、憎い、、、
そんなことを思っていたらそのヴィランが口を開きました。
「お、来たか、まあ映画面白かったからもういいよ、ごめんね」
そう言ってそそくさ去って行きました。

「!?!?」
自分と上司は顔を合わせました。
なんとバットマンはゴッサムシティだけでなく、都内映画館のアルバイトまで救ってみせたのです。
自分の物語までハッピーエンドにするとは。
ものすごいヒーローです。
上司は
「運が良かったね。これからも気をつけよう」と言ってくれました。
ありがとうバットマン。自分を暗闇から這い上がらせてくれて。

というわけでこんなエピソードも含め、バットマンが大好きなんです。
これからもヒーロー映画を追っていきたいとおもいます。

おいおい、タバコのエピソードがないじゃないか。
そう思いますよね。
この映画館でのとっておきのタバコエピソードがあります。
ここのバイトの先輩が喫煙者である自分をよく喫煙に誘ってくれました。勤務時間中の暇な時間にちょっと抜け出すサボタージュというやつです。
エレベーターで地下の方に行き五、六分束の間の息抜きをする方法を教えてくれました。
その方法を覚え、1人でもよくそんなことをしていました。
御察しの通り、クズ野郎です。

そしてある日先輩にまた喫煙に誘われました。
嬉々としてついていき、一緒に吸ってました。
するとインカムで先輩が呼ばれました。
「ちょ、先行くわ」
先輩は先に仕事に戻りました。
僕はまだ残りが沢山あり、ここで火を消すのは可哀想なので存分に味わっていました。
さて戻るか。
エレベーターに乗り込みました。
すると自分の目指す階の前でエレベーターが止まりました。
あの上司の登場です。
「あれ?なんでここにいるの?」

担当のポジションにいるはずの自分がエレベーターに乗っており不思議に思ったようです。
自分は勤務中にタバコを吸いサボっていたクズですが嘘だけはつかないという理念があるので、
「すいません、タバコ吸ってました」
と正直に答えました。

その日の終わりに呼び出され、
「勤務態度や今回のことを受けて、反省してほしい。行動で示してほしいんだけど、シフト増やせる?」
と言われました。
「ちょっと厳しいです」
そう答えると上司は
「そうかあ、、、じゃあクビ」
と言われました。

わかりました。そう言って自分は去っていきました。
諸悪の根源である先輩を上司に売らなかったことが唯一の誇りです。

喫煙所のある地下から気づかれずに這い上がることができませんでした。
バットマンもここは救えなかったようです。




そんなわけで今日はこの辺で。
自分は普段ラッパーでして、
このヒーロー愛と地元愛を重ねた
Man of NISHIKASAIという曲をリリースしております。
そちらを収録したミニアルバムがこちら。
ぜひ聞いてみてください。
ニヤッとするフレーズを散りばめております。


そして2月13日に
主演映画「追い風」の上映と
ライブを吉祥寺のライブハウスで行います。
こんなご時世ですが是非足を運んでくれたら幸いです。

【『追い風』上映➕DEG&藤田義雄LIVE】
2/13(土)
14:30開場/15:00開演

会場: ROCK JOINT GB

料金:1,500円+1drink
※有観客30名限定

予約:ROCK JOINT GBの公式HP受付⬇️


それではまた!
この記事が一服のお供になってたら幸いです!
素晴らしい喫煙ライフを!!!

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