ニューヨークさんの単独ライブについて
屋敷さんが「甘え上手」なので単独ライブの感想を書いてみようと思う。
漫才、コントどれもおもしろくて、大好きなネタばかりだったけど、その中から一つずつ選んでみた。
①「ヤンキー親子」
りゅうじのスタイリングが最高!半ズボン、白ハイソックス、ヤンキー御用達ブランドのTシャツ、そしてヤン毛(ヤン毛と言う言葉、初めて知った、響きがおもしろい)。
普段シュッとしていて大人の色気漂う屋敷さんがもの凄くアホっぽい子供を演じている姿に心を掴まれる。屋敷さんの演技、好きなんだよな〜。父ちゃんとの会話の中で感じるりゅうじの素直さに私の中の母性が溢れちゃう。
金持ちタワマンvs不良一軒家というテーマ。
私はどちらも幸せな生き方だと思う。教育に充分にお金をかけられる都会の金持ちの良さもあるし、自然豊かな土地で日が暮れるまで野っ原を走り回って、時には喧嘩して、成長していく良さもある。
自分の仕事上、両方のタイプの子供を見ているので私は断トツの不良一軒家推しではない。でもこのコントに出てくる父ちゃんが住み慣れた土地を離れ、妻と離婚してまで我が子を不良に育てようとした親心には共感できる。将来我が子には何不自由なく幸せに、そして強くたくましく生きていってほしいと願う気持ち。
コント後半の屋敷さんのナレーション、「父ちゃんはずっと俺を愛していたし、俺も父ちゃんを愛していた」を聞いて、父ちゃんの愛がしっかりとりゅうじに伝わっていたとわかり、涙が止まらなかった。
窓を開けタバコを吸うスポットライトを浴びた屋敷さんの立ち姿、かっこよすぎる(ズキューン)
東京凱旋公演あたりから登場した嶋佐さんの顔芸、アレ笑った。急に顔芸入れてくるのズルい。
②あんちゃん
絶対にそんなわけない設定のオリラジあっちゃんを見ていたはずなのに、いつの間にか本物に見えてくるんだから、嶋佐さんの演技力、憑依力って凄い!
絶妙な間で、気持ちいい言葉でスパーンとツッコんでくれる屋敷さんも最高過ぎー!と心の中絶賛していたら、急に「泣かなかった敦彦」とか言って嶋佐さんが見栄を切っている…何?急に何?
三瓶です然り、卓球警察然り、なぜあなた達は毎年スベる遊びをするのですか?
あの静寂好き。
すぃんご。この場面が好き過ぎて嶋佐さんの台詞を脳内再生するだけでニヤニヤしちゃう。
現実の世界のニューヨークさんには10年後も20年後も漫才をやっていてほしい。もちろんコントも。
お笑い実力刃の中でニューヨークのコントは大きな動きはなく二人の会話のおもしろさだけで成り立つと評価されていたのを思い出した。今回の単独を見ていてまさにそうだと思った。
ニューラジオの雑談でさえおもしろいわけだから、それをネタに昇華させた作品がおもしろくないわけない。2時間なんてあっという間。お二人の息のあった言葉のキャッチボールをたっぷりと見られるんだから、この単独ライブのおもしろさがもっと多くの人に広まってほしい。
仙台公演ではびっくりするぐらい後ろの方に空席ができちゃったり、土下座したり台風が直撃したりいろいろあったけど、7月の初日からなんとか無事に走り切ったお二人に大きな拍手を送りたい。
最高の夏の思い出をありがとうございました。
ニューヨークさん、大好き!!
お粗末な文章でごめんにゃさい。でもおもしろかったよ、ニューヨークさんが好きという気持ちだけは伝えたくて。