ハモリで広がる音楽の楽しさ〜呼吸を合わせて生み出す新たなハーモニー〜
ボーカルスクールの楽しさをもっと知ってもらうために、生徒さんと一緒にハモって歌っている動画を作成しました!
ハモリは、単なる歌唱ではなく、呼吸やリズムを合わせながら新しい音の世界を生み出す特別な体験です。
生徒さんと息を合わせ、互いの声が重なり合う瞬間には、まるで新しい音楽が生まれるような感動があります。
この動画作成を通じて、そんなハーモニーの魅力と、音楽を楽しむ心をお伝えできればと思います。
今回ちょっとした思いつきで、生徒さんとハモった歌の動画を作ることになりました。(笑)
曲は、絢香さん&コブクロの『Winding road』です。
きっかけは、私が行なっているアカペラのレッスンで私自身、ハモリがとても楽しくなり、動画を作って紹介すればご興味を持っていただけたり、新たな可能性を感じる方もいるのでは?と思ったことでした。
今回協力していただいたのは、アカペラのリードボーカルをやっていただいている方で、声量もあり高音もしっかり出ます。
いざ一緒にやってみた時に必要だったのが、声量のバランスとハーモニーの調整、そして呼吸です。
声量のバランスとハーモニーはなんとなくイメージがつくと思いますが、わかるようでわからいのが“呼吸”ではないでしょうか。
歌でいう“呼吸”は、“吸う”ことに意識が向きがちですが、実は“吐く”ことがとても大事です。
なぜなら、人の体は吐いた分だけ息が入ってくるから。
1つのフレーズを1つの息で歌い切るとフレーズに呼吸が生まれます。
意外と、歌う前にたくさん息を吸いすぎて1つのフレーズで息を使いきれず、次の息継ぎが上手くいかず、結果息が足りなくなる、ということがあります。
また、ただ声を出しているだけでそこに吐く息が乗っていないと、心地よい音楽の流れは生まれません。
今回のハモリの最終的なポイントは、フレーズごとに息を吐き切る、ということでした。
これが上手くいくと2人の息が合って、ハーモニーとなり心地よい流れで歌えます。
お互いに『ハモリ楽しい!』と思える瞬間です。
1人で歌うこともとても楽しいですが、お互いの声を聴きながら呼吸を合わせハーモニーを作る、というのは一緒にやる人がいるからこそできることです。
通常のレッスンでハモるのもよし、複数人でアカペラをやるのもよし、これからもいろんな楽しみ方を見つけながら共有していきたいと思います。