![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162776837/rectangle_large_type_2_fb49a566cb4a6b5f1d13528c1d8c374d.jpg?width=1200)
読書記録 | 乱読のセレンディピティ
◆読んだ本の題名、内容
乱読のセレンディピティ 外山 滋比古
セレンディピティとは、思いがけないことを発見する能力という意味だそうだ。
ざっくりいうと、専門書などのように熱心に読みきった本より、軽い気持ちで読み途中で投げ出してしまったような本の方が、感動を得られたり心に残ることがあるというような内容であった。
◆感想
学生の頃、書店で「思考の整理学」が平積みされておりなんだか役に立ちそうな本だと買ってみて、そこで外山滋比古さんを知った。
その頃の自分にはあまりピンと来なかったからか、しばらくして手放した。
最近、本屋でまた見つけ読み直したいと思い、「思考の整理学」とこの「乱読のセレンディピティ」を買った。とっつきやすくて先に読み終えたのがこの本であった。
私は丁寧にじっくり読むタイプでなく、斜め読みしたり、途中から読んだりする乱読タイプである。
せっかちな性格なので、読み飛ばしてしまうことがあり、重要なところもつかめないところがある。その分、色んな分野の本に興味を持って分からなくても買ってみることがある。
正直なところ、セレンディピティが得られているかは実感はない。ただこの本ではそんな読み方もありだよと肯定されており安心した。
つまりは飛ばし読みを積極的に勧めるというわけではないけれども、専門の本を丁寧に読むのもいいが、分からないながらも、いろんな分野の本を読んでみたら 得られることもあるよということだと思った。
また確かにパラパラとでも読んでみないと、良い本かそうでもない本かは分からないから、見極めてからじっくりと読むのも良い方法と言えるようだ。
そしてさまざまな本に触れてみることが、自分にとっての良書を見極める術を身につける手段であるように思う。
ことばのテンポについて述べられているのも興味深かった。
乱読に対する筆者の思考が詰まった本であった。
◆終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました♪
拙い内容ですが、読んでいただける方がいるのが嬉しいです。
また読書がはかどるようになったのも良い効果だと感じています^ ^