【#ちいハコ】Act.1 ep.4 思い出したこと
“He is at the mercy of fate.”
episode.4
なんか、こうやってボーッと眺めてると、思い出してくるな。過去のこと。
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横柄な同級生にダル絡みされている幼馴染を助けに入って、変なタイミングで大人に目撃されて、なんやかんやでなぜか僕も停学を食らって・・・あれ、反省文書いただけだったかな。
なんだっけな。
*
それと大学入試の、最初の日。運の悪いことに試験当日にインフルエンザに感染してて。でもそれは試験が終わってから発覚して。父さ・・・アノ人には、「体調管理も受験生の大事な仕事だろ。お前がしっかりと体調管理をしてないからだ、バカが。お前を浪人させてやるほど、ウチは金に余裕はねぇからな。」とかなんとか言われたっけな。何が金に余裕はねぇ、だよ。僕のバイト代まで使い込んでまでギャンブルに浪費してたくせに。
*
あとは、就職試験の日とかかな。通りすがりの人から、転んだ拍子にコーヒーをリクルートスーツにかけられて。あの日はそんなハプニングだらけで、本番パニクって．．．。
こういうことに対しても、たぶんアノ人は「お前はすぐ他人のせいにする。だから失敗するんだ。日頃の行いが悪いんだろ。」とか言うんだろうな・・・
結局、あの後何があったんだっけ・・・
「こういうことだけはすぐに思い出せるのにな。まったくもう。笑えて来てしまうよ。」
あれ。
口に出して言ってみると案外面白い、かも。
今度は文字に起こしてみるか。
こうして見ると、変な人生だな。
客観的に自分の人生を見てみるのも、
悪くない。
あれ
なんでこんなことしてるんだっけ
あー
そうだ、思い出した。
何のために働いているんだろう、とか思ってたんだよな。それでこうやって昔を振り返って・・・そこから思い出したことをメモしてちょっと気持ちが楽になって・・・。
そうだそれだ。
別に何のためでも良いんだ。
働くことにも生きることにも、意味を求めすぎないほうが、生きやすくなるんだな。
そうしよう。決定。
さーてと、寝ますか。
あー。降ってきた。
寝れないじゃん。
せっかくぐっすり眠れるフラグが立ったのに
ま、いっか。
to be continued…
*このシナリオはフィクションです。
実在の人物や団体・事件などとは
一切関係ありません。
Act.1
episode.5
2024
July
＊ ＊ ＊
” ここでなぜ、その結論になったんだろうな。私の・いた・・・・にないことをここから始めてたんだな、コイツは。
そしてこの翌日が例の、問題のアノ日、なんだよな。”
＊ ＊ ＊