私の就活体験記 出版社志望者に向けて
就活スケジュール書いていたのですが、
ちょっと疲れてきたのでここでアイスブレイク!
出版社に就職したい就活生に向けて、少しだけお話させてください。
アドバイスではありませんし、役立つ話ができるわけでもないのですが、
ほんのちょっぴりでも力になれば嬉しいです。
なんてったって、出版業界に就職するための情報、少なすぎる!!!
私も就活生の時に思っていました。
だから不安でいっぱいの人もいるだろうと思います。
参考にできる話かは分かりません。読み流してくれたら嬉しいです。
コメントで質問も受け付けます。できる範囲で答えますね!
では早速…
1,出版業界の選考の特徴
これについては、いろんな情報が出回っているので確認してください。
また、知らなくても、大手の出版社は他の会社と比べて選考開始が早いので、まず受けてみて実践から知る、というもの大事かなと思います。
私が話せる範囲で言うと、まず、とにかくESの質問量が多い!!!!!!
志望動機や自己PRといったおなじみの質問から、本の企画を書いたりイベントを考えたり作文を書いたり、雑誌の1ページを意識した創作物を提出したり、コンテンツのおすすめをひたすら書いたり、好きなものを紹介する動画を作ったり。とにかくとにかく大変です。
数打てば当たる!と思って始めた就活でしたが、数打てないくらい多い。
…
でも、楽しいんですこれが。
こんなこと聞いてくるかーーーよーし!っていうひねくれた質問がたくさんあり、自分の人生や好きなものを振り返りながら、没頭して書き続けていたのを覚えています。書いていくうちに、ああ、自分はこういうものに影響を受けて、こういうことを魅力に感じているから本づくりに携わりたいんだ、と改めて気づくことができます。それを言葉にするのって、とてもとても楽しいんです。というか、出版業界を志望している人は、こういうの大好きだと思いますし、これを楽しいと思えないのであれば、正直きついかなと思っちゃったりしました。だから、大変だと言われていますが、楽しめます!そこまで不安にならなくて大丈夫ですよ。
ただ、時間はかかりますし、数は打てないので、優先度を決めたり、早めから準備を始めることが大切だと思います。
2,私が大切にしてきたこと
ずばり、軸を一つ決めることです!!!
ESでも面接でも、本当にいろんな角度からいろんな質問をされます。
これは出版業界に限らずですが、いろんな角度からのいろんな質問に、その場のノリで答えていくと、どこかで矛盾していたり、言っていたことと違うことを言ってしまったりします。
そこで大切なのが、軸を決めておくことです。そして、その軸に、答えの内容をすべて繋げてしまうのです。
私は、「一人でも多くの人に宝物となるような言葉を届けたい」という軸を持っていました。(↑は正しいわけでは決してないです。ES書きつつ自分なりに考えてみてください。)そして、どんな質問をされても、この軸を意識して答えるんです。例えば、私は教員免許を取得予定なのですが、「どうしてこの資格を取ろうと思ったのですか」と聞かれたとします。そこで、「先生という仕事は、受け持ったクラスの生徒たちに、言葉を届けることができるからです。先生の言葉は、生徒にとって大きな影響力を持ちますなんたらかんたら」といったように、軸を意識して答えることで、(これは極端な例ですが、)「この人はいろんなことを経験しているが、芯の通った人だ」と思ってもらえます。
そして、もう一つ大切にしたこと!それは、ギャップを見せることです。こうやって軸に繋げた話をしていると、私の多くある面の内、たったの一面しか見てもらえません。ですので、一色の話だけしていても、面接官の印象に残らないのではないかと不安になりました。そこで、面接官が私を「こういう人かー」と思ったその時、ギャップをみせるんです。私は、真面目そう、おとなしそう、と思われがちだったので、そこで、「ラウドロックが好きでフェスではヘドバンしてます!」とか、「野球観戦が好きでめっちゃドーム行きます!」とか言ってました。これがギャップになったかは怪しいですが、特に野球観戦は面接官がめっちゃ食いついてくれたこともあり、切り札です。笑
難しいですし、意味あったのかはわかりませんが、笑ってくれたり、興味を持って質問してくれたりした方も多くいたので、印象付けるという点では多少役立っていたかな。どうだろう。
3,学んだこと
さて、出版社の就職活動ですが、やはりとても難しいです。
大手も含め、まずはそもそも新卒採用を行っていない会社が多く(私の一番と言っていいほど大好きな出版社は、そもそも中途も含め一切採用活動を行っていませんでした)、新卒採用を行っていたとしても、採用予定人数は数名、10人いたら多い方、というくらい狭き門。
そこに、「出版社でアルバイトしてました!」とか「雑誌作ってました!」とかいった都会の猛者たちがやってくるのだから、何度も甘くないな、と悔しい思いをしました。
それでも、それでも、何とか出版という仕事に携わりたい!と思い、就職活動をつづけました。そして、実際に出版社から内定をもらい、来年度から出版社で働くことが決まっています。
そんな私が、経験と調べた情報から学んだことは2つ。
1つ目、諦めないこと!
諦めない人がつかみ取ります。これはほんと。さっき言ったように大手の出版社は選考が早いので、早々につまずいてやっぱり無理だとあきらめてしまいがちです。
でも、私はそれでも何が何でも!と思い、選考を受け付けていない会社にメールを出したり(めっちゃ迷惑なのに丁寧に対応していただきました)、調べまくっていろんな出版社を知って本を読んで選考を受けたり、秋まで落ちまくっても諦めなかったからこうして今出版社から内定をいただいたのだと思います。
2つ目、何でもいいから出版業界に入っておくの大事!
これは調べまくってた時に現役の出版社員の方も言っていたので信憑性ありますよ、うん。出版業界に入っちゃえば、転職であこがれの会社にいけるなんてこともあるかもです。出版社といえば、書店でたくさんみかける大手の出版社をイメージしがちですし、その出版社にあこがれを持つ方も多いでしょう。ですが、どうしても倍率は高くなりますし、難しいのが本音。
大手に固執せず、これを機にたくさんの出版社に出会い、自分に合った出版社を見つけるのも手です。出版社って、他の業界と比べて数が少ないのですが、それぞれに特色が強く、個性が強いのが特徴です。調べてみるのも楽しいですよ。こんな面白い出版社あるのか!ってなります。
後は、取次や書店、編集プロダクションなど、出版社以外も視野に入れると広がるかもしれません。そこから出版社に転職も、よくあるようですよ。
4,おすすめの本
私のこんなざつな文章を読むより、これ一冊読むとめっちゃ勉強になるので読んでみてぜひ!(じゃあ最初に紹介しろよ)大好きな雑誌です、結構前の雑誌なので、取り扱いのある本屋は限られてくるかも。
多忙な就職活動生活でも、この一冊なら読めるかもしれません。
まだ書きたいこと増えそうなので、第二弾あるかもです。
自分を追い詰めず、楽しむことを大切に!
応援しています。