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就活のせいで、「好き」を嫌いになる。

もう1年、就職活動してもいいよと言われるなら、私は自分の「好き」を追いかける就職活動はしないと思う。自分の日常とは全くかかわりのない、普段生きていたら出会うはずのない企業の採用試験を受けるだろう。

そう思う理由について、今回はまとめてみる。

私の就活まとめ(まだ完全に終わってない)

私は、自分の好きなことを事業として行っている企業ばかりを受けていた。出版や音楽、広告など、コンテンツが好きな私にとっては魅力的な企業ばかり。でも、もちろん受ける人が多い狭き門。そんなことわかっていたはずだったのに、なぜか私には根拠のない自信が。
私に向いていると思っていたのだ。
そんなこんなで楽しそうな企業ばかり受け、お祈りメールを大量にもらい、「私は神様か!!」とツッコミを入れつつ、、、、
気がつくと、そんなコンテンツ企業からは1社からも内定がもらえていないまま、6月も終わりそうな、今日になっていた。

まあ内定が全くないわけではないので、社会人にはなれるんだけど、でもなんだかずるずる就活続けてた結果がこれ。
私がやってきたこと、意味あったのかな、なんて思う。
長い時間かけて書いたESと、必死で準備して練習した面接と。
そんな、情熱をこめて行ってきたすべての時間が、たった数行の不採用メールで水の泡となる。
しかも、理由が分からん!っていうくらい私自身には自信があったものもあって、なんだか納得いかない。数字で見せてくれたら納得いくのに。

「好き」を仕事にしようとしなければよかった。

これからまだずるずる就活続けても、良い結果は期待できないし、もうやめようかなとか思ってる。
それで、もし、もう一度やり直してもいいよ、って言われたら、私は今度は絶対に「好き」を仕事にしようとしないと思う。
だって、嫌いになりそうなんだもん。

例えば本屋で面白そうな本を見つけても、「あ、この出版社私を二次で落とした会社だ」って思ったり、準備のために見まくっていた広告も見るともやもやしたりする。
今まで純粋に好きだと思っていたものが、なんか素直に見れなくなってしまった。悲しい、悲しい体になっちゃった。
もしかしたら、人生最大の後悔かも。
好きな出版社とか、好きな音楽業界の採用試験なんて、受けなければよかった。
もしこれで、1社でも良い結果が得られてたら、別にこうはならなかったと思うよ。けどコンテンツ業界全落ちの私にはちょっときつい、つらい。

これから就活生になる人たちへ

まだ終わってないくせに、偉そうなことをいいますが、自分の「好き」を扱っている企業の採用試験を受けるなら、それなりの覚悟が必要かもしれません。就活は落ちるのが当たり前、とはよく言いますが、でもやっぱり落ちるとそれなりに落ち込みます。その会社に必要とされなかった人間ですよ、って好きな会社から言われるんだよ、結構つらいよ。

新卒採用で終わりではないよね。

でも今の世の中、新卒採用で入った企業で一生を終える、という感じでもない。中途を視野に入れて就活している子もいるし、友達に、まだ若いのに3社目の企業に入った子もいる。
そうやって考えれば、就活も楽かもね。
そもそも数十分の面接で、自分のすべてを伝えることなんてできないんだよ。それで全部知った気になってお祈りメール出すなって話。(それでもやっぱりお祈りメールは、自分の人生全て否定されている気になるよね、)
できることなら、こんなのやりたくない。

ほんとに、世の中の働いているすべての人を尊敬する。
こんなつらい試験を乗り越えて、毎日働いているなんてすごい。
「就職活動は私には合わなかった」なんて言ってる大学教授がいて、「就職活動が合う人なんていないでしょ。あなたは頭が良かったから良かったけど、私みたいな人はそんな甘えたこと言ってたらダメなんだよ」と心の中で思ったことがあるの。余裕がなくなると人の気持ちもなんにも考えられなくなる。そんな自分が嫌いだし、それに気づかされる就活って残酷。

あーあ、就活って残酷。
何年か経ったら、就職活動のこと全部忘れられたりしないかな。

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