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#005市民社会論のメモ


ヨーロッパの市民社会

1.ヨーロッパ近代市民社会(「近代社会」の成立) :プルジョア「市民社会」

2.近代「国民国家」(日本も明治以降)

3.グローバリゼーション( 1990ー)

4.シティズン「市民社会」論

5.市民参加

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1 7 8 9年:フランス革命

 (自然法思想:社会契約説:啓藜思想:人権宣言)

:プルジョア市民革命bourgeois people's revolutionのf

:アンシャン=レジーム(旧体制) (絶対王政) (身分制)の廃止

:自由・平等・友愛(フランス国旗:トリコロール三色旗:青・白・

:プルジョア市民社会(bourgeois civil society)の成立

「人間と市民のリの宣言」

近代国家の成立 (主権国家から国民主権国家へ) 共和制(<= = >君主制)

近代「国民国家」: (modern)nation-state  (国家の近代モデル)

  nationalism :ナショナリズム

単一民族・単一言語・単一文化・単一歴史(主義)

「国民nation」は国民国家形成のための構築概念(『想像の共同体』(Anderson)

(生地主義か血統主義か)

グローバリゼーション globalization (地球規模化)「全球化」

(米ソ)冷戦構造の崩壊(1991年)後の、アメリガ欲国の単独覇権の

効果:脱国民国家化(欧州)か、国民国家の再強化(日本)か

新しい「市民社会」論 (国民国家の枠組を超えて)

シティズン市民社会:シティズンシップ(citizenship)(< = = >市民権・国

国家の「国民」(nation)= = >地球の「市民」(global citizen)

市民参加のための学び

「市民」になるためのシティズンシップ教育(cf.欧州評議会のEDC1997)

・民主的な市民社会に積極的に参加するために必要な情報、スキル、能

力を育成する。

・対話とディスカッション、衝突の解決、合意形成、コミュニケーション、インターアクションのための機会を作る。

・コミュニティにおける権利と資任、行動の規範と価値観、倫理的な事柄に対する気づき(awareness)を刺激する。

EDCは、人権、自由、差異の平等、法のルールなどの的に共有される価値を認め、それに関与することに基礎をおく民主主義の文化を促進し、強化することに目的があり、コミュニティの意思決定プロセスに積極的に参加し、責任がもてるように青少年や成人を支援する、ポトムアップ式アプローチとして開発された様々な実践や活動である。

市民コンビテンシー(個々人がアクテイプ・シティズンになるための資質)

知識:政治と法制度の基礎的要素(人権、社会権、義務、議会、政府、投票等

地域、国、欧州レベル) メディアの役割、学校の中や国内の様々な文

化、ボランティアグループの機能と仕事、現在の政治的イシュー等

スキル:意見と事実を区別する、平和的にコンフリクトを解決する、メディアの

メッセージを解釈する、意見を表明する、政策や決定をモニターしたり、

影響を与える、協働したりインターアクションをする、多文化的環境で

生活したり、仕事ができる等

態度:決断や行動に資任を感じること、自信をもって政治に関与すること、民主主義の方針や機関を信頼すること、差異や意見の変化や妥協に対してオープンであること等

価値:法のルールを受けること、社会的正義や公正や市民の平等を信奉すること、ジェンダーや宗教等の差異を尊重すること、偏見や人種主義や差別に否定的になること、個人の尊厳や自由を蓴重すること、民主主義

への信奉、環境保護への信奉

行動:政治的コミュニティ、コミュニティ、市民社会に積極的に参加すること

(アクテイブ・シティズンになるために必要なコンピテンシー)(アクテイブ・シティズンになるために必要なコンピテンシー)

【手続き的性質の能力】procedural natureは「議論する能力」「反省する (reflect)能力」である。

近代市民「社会」(MODERN CIVIL SOCIETY)

の特徴

(1)「自然」(NATURE)と「社会」(SOCIETY)の分雄

「自然」一白然法則に基づく現象(=変更不能)

「社会」一人為の現象(=変更可能→社会変革の可能性)

(2)「個人」の発見
 「社会」   ⇔  「個人」(主体=主眼)

(秩序・連帯)    (白由・平等) ←→ 封建的な身分制度

[個人を構成単位とする集合体=社会]

◎「自由・平等な個人が、自立して対等な関係で構成することを原理とする社会」

『「市民」社会』(CIVIL SOCIETY)

[自由・平等・博愛を理念とし、自由経済に基づく資本主義社会]

[自由・平等な個人の理性的結合によって成るべき社会] cf.J.ロック、J.J.ルソー

「市民」=CITIZEN(公民)(×市の住民)

[権利を平等に持ち、独立の生活を営み、国政に参加する地位資格を持った人]

(中世西欧都市の自治に参与する特権を持つ住民に由来する)

 ブルジョア階級(ブルジョアジー=市民階級)bourgeoisie(=中産階級)

[中世西欧における都市住民のうち、上層の貴族・僧侶と下層の人民(農民・ 労働者)の中間

に位置する中産階層(商工業者)](都市の中産階級)

→市民革命の推進者(→近代の資本家階級一小市民(プチブル)(=中小商工業者・技術者・サラリーマン)           

cf.「市民革命」(ブルジョア革命)→新興の産業資本家を主体とする市民階級が、封建的身分制度・絶対主義を打破し、資本主義経済体制(私有財産制・自由主義・議会制民主主義)・近代市民社会を確立する政治・社会改革。 (フランス革命・ピューリタン革命)

「市民社会」=ブルジョア社会の特色

①私的領域と公的領域の区別

「家族」と経済・政治・文化の独立(産業化・民主化=議会制度/行政制度/司法制度・世俗化)

②経済と政治の分嶮

経済=「市場」メカニズム [企業活動]

政治=「国家」権力(統治機樽) [領土・国民・主権]

〈経済と政治の支配関係〉(完全雇用・社会保障)

(a)「国家」>「市場」

   ・「大きい政府」・福祉国家・絶対主権   (国家が巣たす最大限の役割を協調。)

ホッブス『リバイアサン』(国家=社会契約 >市場=自然状態(万人の万人に対する戦い)

ケインズ経済政策『雇用・利子および貨幣の一般理論』

(b)「国家」<「市場」

・「小さい政府」・夜警国家・自由放任主義(レッセフェール) (国家は最小限の干渉だけ。)

スミス「見えざる手」『国富論』


グローバリゼーションとは何か?

グローバリゼーションとは何か?

グロバリゼーションとは何か?英語のグローバリゼション(globalization)の用語は通常、経済グローバリゼーションの用語と密接に結びついている。貿易や対外投資、資本の流れ、移民、テクノロジーの移転、軍隊の存在を通じて、各国の国民経済を国際経済に統合することなのである。効率のよい国際分業を通した物質的な富や商品やサービスの増大を目的とし、関税や輸出課徴金や輸入割当などの国際貿易への障壁を減らすことで、世界の経済秩序の統一化を増すことをしているの

他方でグローバリゼーションとは、通信や交通や輸送や貿易を通して、地域の経済・社

・文化が統合されてきた過程を記述するものでもある。グローバリゼーションは、経済的・技術的・社会的・文化的・政治的・生物的な諸要因の組み合わせによって推進さ

れていると認識されてもいる。さらに文化変容を通して思想や言語や文化が国家を越えて流布することも意味しているの

この映画では、「グローバリゼーション」を以下のように定義している。

グローバリゼーション(globalization)

1.ビジネスや銀行が地球規模に事業展開できるように貿易・通商や財政・資金調達などの規制緩和をすること。

2.多国籍企業の支配する単一世界市場が出現すること。

3.ただし、国際協力international collaboration・相互依存(interdependence)・国際社会(global community)としばしば混同されている。

グローバリゼーションは、今日、世界を変化させる強力な原因の一つであり、世界中の社会に影響を与えている。グローバリゼーションによって、世界の人びとの距雅が近くなり、コミュニケーションや旅行がしやすくなるので、グローバル化の経済活動は、未来の大きな希望であり、特に世界の貧困問題の解決策だと考えている人も沢山いるが、

の映画では、グローバリゼーションの核心は、経済過程であり、規制緩和・自由化(deregulation)だと捉えており、今日私たちが直面している多くの諸問題の根本原因であり、進行中の脅威だと見なしている。「利益」に焦点がある大手銀行や大企業が世界中の地域経済に「自由に」参入し、競争や分裂を加速させているのではないかと捉えているのである。

こうしたグローバリゼーションは、約5 0 0年前にヨーロッパで始まった急速な膨張主義・拡張主義(expansionism)にさかのぼることができ、植民地主義の形をとってきた。現代の新植民地主義は、「援助」パッケージというローン(負債)の形をとって(途上国の)の貧困化を生じさせているが、一見そうとは認識できないようになっている。植民地時代の商人の末裔である現在の多国籍企業や金融機関は、資金・財源・安い労働力を入手しやすくなっており、大いに発展成長し、事実上国家政府を支配し、経済政策に影響を与え、人びとの世論や世界観をも形作っているのだ

大企業はグローバリゼーション/規制緩和/自由化を求めており、商品や金融のグローバル貿易は拡大し続けている。


・文化が統合されてきた過程を記述するものでもある。グローバリゼーションは、経済的・技術的・社会的・文化的・政治的・生物的な諸要因の組み合わせによって推進さ

れていると認識されてもいる。さらに文化変容を通して思想や言語や文化が国家を越えて流布することも意味しているの

この映画では、「グローバリゼーション」を以下のように定義している。

グローバリゼーション(globalization)

1.ビジネスや銀行が地球規模に事業展開できるように貿易・通商や財政・資金調達などの規制緩和をすること。

2.多国籍企業の支配する単一世界市場が出現すること。

3.ただし、国際協力international collaboration・相互依存(interdependence)・国際社会(global community)としばしば混同されている。


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