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趣味が同じ、芽生える親近感と孤独感
休みの日は何してるんですか?
趣味とかあります?
あまりよく知らないけど関係性のある人との雑談。返答として、「韓国ドラマとか好きでよく観てます。」と答える。
「韓国ドラマ観たことないなー。私はサウナが趣味で。」と全く異なる世界で楽しんでいる人もいれば、韓国ドラマと聞いてテンションが上がる仲間に遭遇することもある。
同じ韓国ドラマ好きに出会うと、とても嬉しい。やっぱり最高だよね、と、しばし盛り上がる。
問題はこの後。
お互いにこれまでに観た作品を共有し合う。知らないタイトルが並ぶ。「それはまだ観たことが無くて。。」と答えるのが大変忍びない。
最寄駅は同じだけれど、一方は北口、もう一方は南口に住んでいて、学区も、行きつけのスーパーも、かかりつけ医も異なる。同じ市内に住んでるのに、いまいち地元話で盛り上がれない、噛み合わない。そんな感じ。
親近感からの孤独感。
サウナが趣味の人より、かえって遠く感じてしまう。期待が大きいせいかもしれない。
現時点での気持ちの整理として、向いている方向は同じ、と思う事にする。青森に行こうとしているけれど、一方は新幹線、もう一方は飛行機で向かってる、みたいな。青森に魅力を感じている事は同じ。りんごもねぶたもすばらしい。
いつか一緒に現地で落ち合えたら良いですね。
心の中で、そう呟く。