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【ニュース】億り人続出!?大注目のArbitrumとは

3月23日に、レイヤー2ブロックチェーンとして注目されているArbitrum(アービトラム)にて、エアドロップが実施されました。一時、公式サイトがダウンするというトラブルに見舞われるも、大規模な給付金としてクリプト界隈は大いに盛り上がりました。

そもそもレイヤー2って何?

レイヤー2とは、ブロックチェーン技術の第2層のことを指します。ブロックチェーンでは、取引情報をブロックと呼ばれる単位で記録していきますが、そのブロックを1つ1つ取引処理で承認することでブロックチェーン全体が成り立っています。この承認作業を行うためには、ブロックチェーン全体の参加者がそれぞれのコンピュータで取引処理を行う必要があります。しかし、これでは取引処理が増えるにつれて処理速度が遅くなり、ブロックチェーン全体のスケーラビリティが問題となります。

そこで、レイヤー2では、ブロックチェーンの第1層(レイヤー1)の上に新たな層を追加することで、取引処理を分散化(もしくは集約化)して、ブロックチェーン全体の処理速度を向上させます。

なぜArbitrumが注目されているのか

Arbitrumは、Ethereum(イーサリアム)ネットワーク上で動作するレイヤー2スケーリングソリューションの一つであり、高速で安価な取引を可能にします。また、Ethereumとの相互運用性が高く、既存のEthereumアプリケーションを簡単に移植できる点も魅力の一つです。そのため、ArbitrumはEthereumエコシステム内での開発やデプロイに関心を持つ多くの人々にとって、利便性が高いことが特徴です。
ArbitrumはRollupと呼ばれるレイヤー2技術を採用しており、高速でコスト効率の高いトランザクション処理が可能です。よって、Ethereumのスケーラビリティ問題を解決するための重要な役割を果たすことが期待されており、Ethereum上でのdApp開発を促進することができるとされています。また、Arbitrumをはじめとするレイヤー2技術は、他のブロックチェーンプラットフォームにも応用され、ブロックチェーン技術の普及に寄与することが期待されています。

何故今回Arbitrumのエアドロップで多額のお金を手にした人が出てきたの?

エアドロップとは、プロジェクトチームが、一定の条件を満たしたユーザーに対して無料で仮想通貨を配布することです。これは、プロジェクトチームが新しい仮想通貨を発行する際に、仮想通貨の普及やユーザー獲得のために行われることが多いです。

エアドロップでは、過去のArbitrumでのアクティビティに基づいて複数の条件を満たすことでポイントが算出され、1ウォレットあたり1,250ARBから10,250ARBが付与されました。1ARBは170円($1.3)前後で価格が推移しています。
このプロジェクトは国内外で注目を集めていたため対象者は多く、複数ウォレットを保有していた人の中には、数100万円規模の付与を受けたケースもあったことから、Twitterやその他のSNSでは大いに盛り上がりが見られました。

Arbitrumの今後の見通しは?

Arbitrumは、現在急速に発展しており、今後もさらなる成長が期待されています。以下に、Arbitrumの今後の展望についていくつかのポイントを挙げてみます。

ユーザー数の増加:Arbitrumは、Ethereumとの互換性を持ち、スケーラビリティの問題を解決することができるため、将来的にはより多くのユーザーが利用する可能性があります。

開発者コミュニティの拡大:Ethereumとの互換性により、既存のEthereum開発者が簡単に移行することができます。また、新しい開発者がArbitrum上でアプリケーションを開発することも可能です。

インフラストラクチャーの改善:Arbitrumは、ブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決するためのレイヤー2技術であり、スマートコントラクトの処理速度を大幅に向上させることができます。このため、より多くのアプリケーションがArbitrum上で実行されるようになることが期待されます。

プロトコルの改善:Arbitrumはまだ比較的新しいプロトコルであり、今後改善が行われる可能性があります。特に、セキュリティやスケーラビリティの向上が期待されます。

インテグレーションの拡大:Arbitrumは、DeFi、NFT、ゲームなど、様々な分野において活用されることができます。今後も様々な分野での活用が期待されます。

現在はまだ新しい技術であり、課題もありますが、今後も注目が集まり、発展が期待されます。

今後の発展が更に楽しみなArbitrum!

高速で安価な取引が可能なスケーリングソリューションで、Ethereumとの相互運用性が高いことが注目されるArbitrumは、Ethereumのスケーラビリティ問題を解決し、dApp開発を促進することが期待されています。Arbitrumは、レイヤー2技術の先駆者であり、他のブロックチェーンプラットフォームにも応用され、ブロックチェーン技術の普及に寄与することが期待されています。今後の成長が楽しみですね。

ブロックチェーンに関するお悩みや技術コンサルティングをお求めの方は、以下公式サイトにてお問合せください。

(勉強会内容:北野、文:いくら)


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