web3の基礎知識!必須要素、ウォレットとは?
web3を構成する重要要素として、「ウォレット」というものがあります。本記事を読めば、ウォレットの種類や仕組み、そしてなぜウォレットがこれからの時代で重要になっていくのか、詳しく解説していきます。
ウォレットの一種、MetaMaskについては以下記事で使い方を説明しておりますので、まだご覧になっていない方はぜひご参照下さい!
web3のお財布!
ウォレットとは、web3技術を利用して、分散型アプリケーション(DApps)上で利用できるお財布のことを意味します。web3技術は、ブロックチェーンやスマートコントラクトなどの分散型技術を活用することで、従来の中央集権的なインターネットとは異なる、分散型のインターネットを実現するための技術です。
web3ウォレットは、この分散型インターネット上で動作するDAppsにアクセスするために必要な、公開鍵・秘密鍵のペアを保管し、暗号資産やNFTを保持する役割を持ちます。DApps上で取引を行う場合には、web3ウォレットが保持している秘密鍵を利用して、トランザクション署名を行うことができます。
web3ウォレットは、従来のオンラインウォレットとは異なり、完全に分散型であり、ユーザーが秘密鍵を自分で管理することができます。これにより、ウォレットのセキュリティがより強化され、個人情報の保護も可能となります。
web3ウォレットには、MetaMaskやWalletConnect、Trezorなどがあります。これらのウォレットは、ブラウザのプラグインやモバイルアプリとして提供されており、DApps上で利用することができます。
ウォレットってどういう仕組みなの?
先ほどの解説で述べましたが、ウォレットは、暗号資産やNFTを保管するための電子財布とも言えます。ここでは、ウォレットの仕組みについて説明します。
コールドウォレット🥶・ホットウォレット🔥があるってほんと?
コールドウォレットとホットウォレットは、ウォレットの種類であり、主に暗号資産の保管方法によって分類されます。
ホットウォレットは、常にインターネットに接続された状態で、オンラインのウォレットのことを指します。デスクトップアプリ、モバイルアプリ、ウェブベースのウォレットなどがあります。ホットウォレットは取引に便利であり、高速な入出金ができることが特徴ですが、常にインターネットに接続しているため、ハッカーの攻撃などのセキュリティ上のリスクがあるという弱点があります。有名なMetaMaskはここに含まれます。
一方、コールドウォレットは、インターネットに接続されていないウォレットのことを指します。紙の財布やハードウェアウォレットなど、いわゆる物理的なお財布です。コールドウォレットはオフラインで管理されるため、セキュリティ上のリスクが低く、ハッカーの攻撃から保護されることが特徴です。ただし、取引に時間がかかるため、より長期的な投資や長期的な保管に向いています。
一般的に、ホットウォレットは取引に使用し、コールドウォレットは長期的な保管に使用することが推奨されています。しかし、ウォレットの選択には、個人の投資目的やセキュリティ上の考慮事項に基づいて適切に決定する必要があります。
リスクを管理して安全にウォレットを使おう
ウォレットは、自身の資産を保管するための重要なツールです。しかし、ウォレット自体が攻撃された場合や、誤った操作を行った場合などには、大きな損失を被る可能性があります。
そのため、個人個人が自身のリスク許容度に応じて、ウォレットの選択やセキュリティ対策をしっかりと行うことが大切です。例えば、コールドウォレットはハッキング被害のリスクが低いため、高額な暗号資産を保管する場合に適しています。一方で、ホットウォレットは利便性が高く、日常的な送金や取引には向いています。
また、ウォレットのセキュリティ対策としては、長いパスワードの設定や秘密鍵のバックアップをオフラインで保管することなどが挙げられます。さらに、情報収集や定期的なセキュリティチェックを行うことで、攻撃や不正アクセスのリスクを最小限に抑えることができます。
web3では、検閲を受けない自由とともに自己責任を持った行動が求められます。正しく知識を身に付け、暗号資産・NFTを活用していきましょう!
ウォレットの導入やweb3に関心のある方は、ぜひDeFimansへご相談ください。
(勉強会:北野、文:いくら)