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保険CADセメント
お世話になっております、田舎歯科医のひとり言です。
こんなこと言っておりますが、スーパーボンドって素晴らしいですよね!
保険CAD(ハイブリッドレジン)材料でのクラウンやインレー、高強度レジンブリッジに1番適しているセメントはスーパーボンドだと思います。脱離しないですし。
おまけに間接法でのファイバーコア、メタルコアなどのセットにも1番いいセメントだと思っています。
EXがでてから混和法も筆積み法も同じ粉でできるようになりましたし、セメントアウトも"超ウルトラスーパーめんどくさい"から"めんどくさい"程度まで改善されました!
じゃあお前、あのタイトルなんねん!やめたんとちゃうんかボケ!というツッコミはさておき…
スーパーボンドって素晴らしいけど、デメリットはあるじゃないですか。
①1回単価が高価
②扱うときの手順が多い
えっと、モノマー4滴いれて、キャタリストと1滴いれて…
先生!お電話です!
え!?あ、かけ直すって言っておいて下さい!!
よし、えっとあれ?キャタリストいれたっけ、、、
これです笑
スーパーボンドは素晴らしいんですが、やっぱり手数的にしんどい。
そこで!
①1回単価が安く
②手順が少ない
レジンセメントを模索してみました。
あるセメントは1回単価は安くても接着力が微妙だったり、あるセメントはミキシングチップを自社製にしてさらに手順も少なくはない。
通販サイトの安いセメントから、いつもの安メーカーのセメントまであらゆるものを探しました。
松風ビューティリンクSA
これ。
ボンディング推奨されていますが、しなくてもCAD冠じゅーぶんに接着します。(自社調べ)
ハンドミックスなので一見手順が多いように感じますが、当たり前ですがペーストなので練るのも簡単でケチれるんですよね。
もう感覚的には金属冠をセットするのと同じくらい楽です。(サンドブラストが多いくらい)
①接着面清掃&補綴物サンドブラスト
②セメント練っていれる
③エアーで乾燥してつける
だけ。
唾液が多い場合はアシストの方にバキューム設置しておいてもらうか、ワンオペならZOOでいいと思います。
一応言っておくと
・接着面がゴリゴリのメタルコア
・鉤歯になる予定
のCAD冠にはスーパーボンドを使っています。
鉤歯にCAD使うんじゃねえよってツッコミはあると思いますが、そこはすんません。
まとめ
てな感じで、スーパーボンドはCADだけじゃなくても必ず必要になってくる材料だとは思います。
EXになってから筆積みも混和も同じ粉になり、スーパーボンド自体をたくさん揃えなくてもいい時代にもなりました。
そこで保険CADの多い医院には保険にあったレジンセメントを1つ用意しておくと材料費的にも治療作業的にもメリットが多いと思いますので、参考にしてみていただけると幸いです。
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接着面をキレイにしたい場合にはこちらの記事を是非
クラウン、インレーに続く6月から保険収載される新しいCAD“エンドクラウン”については少し有料にはなりますがこちらの記事を
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