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バイトブロックって素晴らしい

 お世話になっております。田舎歯科医のひとり言です。

 いやわかりますよ?

 ワンランク上の簡易防湿ってなんやねんって笑

 基本的には歯科診療には防湿が必要で、ラバーダム、無理なら多機能バキュームで防湿はすべきだと思います。

 しかし、保険診療でなかなかすべてをカバーをするのは難しいと思います。ほぼ100%保険診療の医院でほぼ100%ラバーをしていてしっかりと黒字をあげている医院ってそうそうにないと思います。

 そのなかでも限られた時間の中で少しでも良い環境下での治療を行えるよう努力をするのはとても大切なことだと思いますので、今回記事にさせてもらっています。

 ちなみに僕が使っているバイトブロックはこれ。

なんでこれにしたかは覚えていませんが、安価で超便利。

 全員口唇に引っ掛けるやつを使っているわけではもちろんなくて、治療している歯の反対側に「これ噛んでおいて下さい」ってつっこんで治療している歯にはロールワッテを設置。3秒。

 形成中とかは水でたりあるんで基本的には僕は入れてません。

 では登場シーンを2個に分けて一応説明します!

①根管治療時

 根治のときは基本的にはバイトブロックを入れておいたほうが唾液コントロールが楽です。

 下顎の6や7はバイトブロックをしても唾液はズバズバなので、多機能バキュームを設置したほうがはやいし楽ですね。

 ただ多機能バキュームも2万円くらいしますし、何個も買うのは難しかったりするときもあると思います。(昔僕がそうでした。)

 1つしか持っていない時に下顎6や7は多機能バキュームにして、他はバイトブロックをしながらロールワッテで簡易防湿、などと使い分ければ、多機能バキュームをより重要なシーンで活躍させることができると思います。

 前歯の防湿に関しては多機能バキュームの設置がちょっと難しいので、どっちにしてもバイトブロックの方が楽かもしれませんね。

 現在僕は保険治療では、
上顎 7 6
下顎 7 6 5
は多機能バキューム。その他はバイトブロックでの簡易防湿にて診療していたりします。

②CADセットorCR治療

 基本的にバイトブロックと多機能バキュームの使い分けとしては、根管治療のときと変わらずCRでも奥の方は多機能バキュームを使用していますが、前歯などはバイトブロックで済ますことが多いです。

 根管治療のときとの違いは湿度のコントロールがより大事になりますので、バイトブロックは多機能バキュームのように湿気を吸い上げてくれませんので他で、バキューム効果のあるものを設置するのが理想です。

 アシストがいる時は、近くにただバキュームを置いておくなどの対応ができますが、わかりますよ・・・。

 アシストなんていない時の方が多いですよね・・・笑

 そんな時に排唾管です。

 おすすめは

 滅菌かけれるディスポのエジェクター。

 滅菌かけれるディスポ・・・とは・・・・・笑

 とにかくこれを引っ掛けて湿度コントロールをしながら治療しワンランク上の簡易防湿を実践してみて下さい!


まとめ

 簡易防湿でもそこそこちゃんと防湿できれば、接着操作の成功率も上がってくるはずです。

 保険でも接着操作が多くなってきたこの時代、是非試してみて下さい!

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