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P点の算定控えを考える

 お世話になっております、田舎歯科医のひとり言です。

 いいなりですが、私は2代目です。

 先代の頃はP治療って「1年に1回歯石はとりにきてね〜」って言って終わり。

 特にそれ以上もそれ以下もなく、1年後の予約なんてとるわけもなく終わっていました。

 点数の取り方なんてそれはひどい。

 P基検、下顎スケーリング

 以上!

 200+72+38+38=348点

 歯管や歯清はもちろん算定してません。

 なにがしんどいかってそこから継承して「息子さんになってから歯医者高くなったわよね」っていうのが1番しんどい。

 そこで今日はその状態からなんとかやってきた話をネタにしていきます。


値上げ時代に乗っかる

 最初は
①P基検、下顎スケーリング 348点
で始まった僕の継承物語もありがたいことに値上げ時代が重なりまして、徐々に解放しています。

②P基検、下顎スケーリング、歯管理、歯清 520点

③P基検、全顎スケーリング、管理 562点

④P基検、全顎スケーリング、歯管理、歯清、実地指 714点

 何年かかけて徐々にサイレント値上げをしまして、ここまできました笑

 この話、昔ツイッターでしたら結構叩かれましてた。

 ちゃんと算定しろって。

 いや違うんすよね、、、。

 僕がやってるのは先代からの既存患者をほぼ変えずに継承を成功させるチャレンジを行っていたので、いきなりガラッと変える行為はできなかったんすよ

 そんなんできるなら収入も増えますんでやりますよね笑

 そして今に至ります。

リコール問題

 そして継承後は年1リコールだったのをまず半年に変えました。

 学術的には理論もないクソみたいな行為ではありますが、地元の人間に認められる前に大幅な舵取りの変更は確実に混乱を招くと思ったからです。

 今後40年ほどこの地で歯医者をしていくのが目標というか理念でしたので、まずは理解を得るところから。それがスタートでした。

 “リコール”とかかっこいいこと言ってますが、半年後の予約を当時取れるわけもなく来てくれる人はほんのひと握り・・・。

 昔の僕も悩んでます笑

 そこから半年後までは予約を取れるように、そして3〜4ヶ月に1回メインテナンスが入れるように、と徐々に変えていきました。

 やっとここまで到達って感じですね。

 なんかこう表に出せるレベルにまでおさまってきたのは最近です。

 感慨深いですね。

 まだまだ頑張ります。

SPT問題

 さて次はSPT問題です

 あれ3割だと3500円くらい自己負担ありますよね。

 何回かこれもツイッターで言いましたが、ミニマムだと

P基検、歯管理、SPTで2500円くらい

3500円じゃ3ヶ月に1回来てくれなさそうって肌感覚の歯医者はいっぱいいると思いますので、地域や自分の医院の予防レベルにあった算定で良いのかなって思っています。

まとめ

 今日のは炎上したら消します!

 ただ継承って前からの積み重ねやギャップもあるから、良い意味でも悪い意味でもそこを考えながら移行していく必要があるんじゃないかと思います。

 継承したあと、人口に余裕があって血を変えるように患者さんをガラリと変えるなら、最初から自分の好きなように変えていってもいいと思います。

 ただ、今後僕と同じような感じの方がいれば少しでも参考になれば嬉しいです。

 ではまた。

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 最近僕のレジンコアは真っ青に!

 ぜひご覧ください!!

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