見出し画像

要チェック!定期メンテナンス

 お世話になっております。田舎歯科医のひとり言です。

 本日の話題はこちら。

 口管強の医院さん向けのアンケートですが、1人あたりの点数(平均点)が上がったかというアンケートをXのほうで実施させていただきました。

 結果は上にも書いてありますが、60%以上が平均点が上がっており、上がっていない医院でも12%は上がることについて対策をしていた、とのことでした。

 つまり、4分の3の医院で平均点が上がった、もしくは対策したという結果になった訳です。

 ちなみに、当院では強めに対策したため平均点は上がりませんでしたが、全体の点数は伸びました。同じ時間、同じような患者数でも全体の点数は伸びる。それが今回の改正だと思います。


定期メインテナンスのなにが伸びたか?

 では、定期メインテナンスのなにが伸びたのでしょうか。

・SPT
・フッ素
・口腔機能低下症

 この3点に分けてお話ししていきましょう。


SPT編

 まずはSPTの基礎点です。

歯管  100+10
長期  120
実地指 80

P基検  200
SPT      470

合計  980

 基本的に3ヶ月に1回SPTにて管理すると、1000点くらいの点数になります。これは改訂前からそうでしたが、かなりポジティブな点数です。

 少し言い方が悪くなるかもしれませんが、この点数には歯科の経営改善のコンサルテーション会社が狙うほどの点数です。

 コンサルテーション会社を決して悪く言うわけではないのですが、利益の無いところにビジネスは生まれません。

 コンサルテーション会社をつけなくても、この点数の3割を頂けるだけのメインテナンスをご自身の医院に落とし込めれば、経営に困る医院は少なくなってくると考えます。


フッ素編

 フッ素に関してはたしかもう記事を書いたはず・・・。


・エナメル質初期う蝕(Ce)
F局 100(3ヶ月)←写真
Ce管理 30

・根面初期う蝕(根C)
F局 80
根C管理 30

 65歳を超えていれば写真なしで、110点を3ヶ月に1回算定できます。

 ダブル算定の話もありますが、僕はやってません。


口腔機能低下症編

 50歳を超えたら算定できる口腔機能低下症。これもたしか記事にまとめたはず・・・。

 この頃はまだ記事が短いですね笑


 今回の改正で機能検査系がすべて3ヶ月に1回算定できるようになりました。

 つまり、

舌圧   140
咀嚼機能 140
口機管  60+50
歯リハ3    50

合計   440

を3ヶ月に1回算定できるようになったわけです。


 たとえば、上下総義歯の患者さんでも

歯リハ1(困) 124
歯管理      100+10
実地指      80

合計       314

を足して3ヶ月リコールで754点くらいは狙えてしまうってことですね。

 無歯顎でですよ?

 すごいですよね。


まとめ

 はい、というわけですべて足します

歯管  100+10
長期  120
実地指 80

P基検  200
SPT      470

F局    80
根C管理 30

舌圧   140
咀嚼機能 140
口機管  60+50
歯リハ3    50

歯リハ1   104

合計   1634

 とまぁこんな感じ。

 そのほかにも総医+80、糖尿病ハイリスク+80、P画像+50、パノラマ+402、衛生士口腔機能指導+10など、まだまだ狙える点数はあります。

 もちろん、全員が全員、いっぱい点数が算定できるわけではありませんし、適切なことを行なって行ったことを算定しなくてはいけないのは当たり前です。

 しかし、保険の定期メインテナンスの範囲でもできることが増え、それに対する報酬を算定できる時代になっていると思います。

 そんなに算定したら患者さん来なくなっちゃうよ…。

 そういう気持ちは僕にもあります。

 ただ、ハンバーガーショップでも1食するのに1,500円しても不思議じゃない昨今です。

 やることやって値上げ時代に打ち勝って欲しいと思います。

あとがき

 最近の記事では最後に❤️よろしくお願いします。って書くの忘れてたんですよね…。

 こんな記事で良かったかの調査や結構モチベーションにつながりますのでよかったら❤️していただけるとありがたいです!

 ではまた!

いいなと思ったら応援しよう!