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小児歯科の経営的アプローチ

 お世話になっております。田舎歯科医のひとり言です。

 今回は小児診療についてピックアップしていきます。

 小児診療って結構避けたいって考える方が多いように感じています。
・泣いて治療が進まない
・痛がって治療ができない
・点数が低い
・Pの点数が不明瞭で算定できない
たしかに一理ある話です。

 ましてや昨今の保険診療では、時間が失われる=売り上げが落ちるなので泣かれるとそれで赤字となってしまします。

 結果小児を避ける先生が増えていくという現実を招いてしまっているのです。

 今回のnoteでは小児患者さんでもしっかり売り上げに繋げていけるような記事を目指してまとめてあります。

 というか売り上げが確保できないならそんなの僕だってやりたくありません。

 ぜひ無料分だけでも読んでいって下さい!


小児患者を受け入れるメリット

 小児患者さんを受け入れるメリットとしては

自己負担が0円や低価格の地域が多いので算定控えをする必要がない
②純粋にレセプトが増える
③子供キッカケの転院が多いのでそこからご家族まで自院への患者にできる

この3つが挙げられると思います。

 特に隣の歯医者で怒られちゃってこっちの歯医者にきましたみたいなのが小児ではめちゃくちゃ多いです。

 さらにそこから、家族ごと転院みたいなパターンは結構あります。

 他にもお子さんしっかりやるにあたって親のデンタルIQが向上し、そこから親子ともにメインテナンスに繋がったりなど、結構足を踏み入れてみると良い方向に進むことも多いです。


目次

 step1 フッ素
 step2 小児歯周治療
 step3 小児口腔機能管理
 step4 カリエス処置&シーラント
 おまけ

 特に口腔機能管理は毎月管理の可能性も含めて、増点&レセ枚数UPなど経営面にもかなりプラスに働くのでぜひご購入いただき見ていって下さい!!

step1 フッ素

 まずはフッ素です。

 当noteを毎回ご覧になっていただいている皆さんにはもう何回やるんだよっていうこの話題。

 簡単にいうと写真撮ってフッ素です。

 口管強ならそれで毎月

F局 100
Ce管理 30
+口管加算 48

合計 178点です。

 口管強じゃなくても3ヶ月に1回130点ですのでメインテナンスと併せてやることができそうですよね。

 これらに関しては過去のnoteもありますので、そちらをご参照ください。

 しかし、もちろんそれだけでは点数は足りませんので歯周治療点数(以後P点)が必要になってきます。


step2 小児歯周治療


 小児の歯周治療に関してはPが算定できず、Gでの算定になるのでSRPやSPTが算定できません。

 算定に関してはそれだけなので難しいこと考えちゃダメです。

【3ヶ月リコールの場合】

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