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FEED歯ブラシ『新Shu&Shu』は試してみる価値あり!?

 お世話になっております。田舎歯科医のひとり言です。

 今回はFEEDで新しくなったShu&Shu歯ブラシのレビューと一緒に、物販として比較的安価で売れる通販サイトの歯ブラシの位置付けも考えていきたいと思います。

 まずは、今回の経緯ですがFEEDさんについては以前当noteでちょっと記事を書かしてもらっていまして、

ここから、少しお声かけをいただきそのご縁で今回の新Shu&Shuのサンプルを頂いたという経緯になります。

 さらにnoteの記事化までOKとのことですので有り難く迅速に記事を作らせてもらっている背景でございます。

 忖度なしでいきますよ!レビューするのは4種類、最後までよろしくお願いします。

 なお、今回は値段も公開しながらの記事になりますので、歯科関係者以外の方は閲覧しないようお願い致します




Shu&Shu歯ブラシ(ふつう/やわらかめ)

 まずは定番のラウンド毛タイプ。

 この手の歯ブラシは結構値段で左右されますよね。

 ということでまずは値段から
1190円 50本入 1本税込26.2円

 爆安ですね。

 てなるとあんまり良くないんじゃない?と思いながら使ってみるとしっかりコシもありけっこういい感じでした。コスパ的にはめちゃくちゃ良く、患者さんに渡す指導用兼物販の最低価格歯ブラシには最適かなと思います。

 さらに良いところはこの価格帯ではかなり珍しい「やわらかめ」が準備されているところ。

 最近ではどうしてもプラークがベットリついちゃう高齢者さんの介助用歯ブラシにもラウンド毛やわらかめは見直されており、この価格帯ならダメになったら躊躇なく交換できるので、使い勝手はいいと思います!

 本当のことをいうとエラックみたいなみたいな歯ブラシを使えると良いのかもしれませんが、コスパを考えるとこういう工夫でもいいのかな、と。

実物はこんな感んじ

Shu&Shu歯ブラシ超先細Wテーパー

 続きましてテーパー毛。

1880円 50本入 1本税込41.4円

 かなり安い部類のテーパー毛歯ブラシです。

 安いテーパー毛だからといって安い歯ブラシ特有の“とりあえずカタチだけはテーパー毛みたいになってますんで・・・”みたいな感じではまったくないのが魅力です。

 Wテーパー毛で細かくいろんな角度でポケットを捉えてくれます!

 TBI用の歯ブラシ、無料であげちゃってるけどテーパー毛は高いからラウンドでやってるんだよね・・・みたいな歯医者さんには絶対試す価値のある歯ブラシになりますね。

41円のテーパー毛とは思えないクオリティ

Shu&Shu歯ブラシ超先細Wスパイラル

 今度はスパイラル毛。テーパー毛の上位互換のような位置付けみたいです。

2280円 50本入 1本税込50.2円

 上位互換とはいえ1本9円の値段差。

 スパイラル毛に関しては、初体験だったんですがテーパー毛の役割もしながらしっかる汚れもスパイラルの溝で落としていく感覚があり好感触でした!

 FEEDさん的には
  重度歯周炎の方→Wスパイラル
  軽度歯周炎の方→Wテーパー
みたいな棲み分けをイメージされているみたいですが、

個人的には
  売る用→Wスパイラル
  あげる用→Wテーパー
で良いような気がしました。

 9円の価格差が気にならないなら、Wテーパーは置かずにWスパイラルを1つだけ展開するのも全然ありだとも感じます。

 とにかく今回歯ブラシで1番驚いたのはWスパイラルで間違いないです!ぜひお試しを!!

初体験のスパイラル毛

Shu&Shuフロス

 最後にフロスです。

 裏話をするとこれはサンプル頂かなかったのですが、カタログをみるとフロスも新しく出てんじゃんって感じで見つけまして即購入

2180円 12個入(50m) 1個税込198円

 価格帯はこんな感じです。

 使ってみた感想は、「めちゃくちゃいい」・・・。

 ワックス付きといい汚れを絡みとる系といい、某フロス界の王者のあれと使用感はそっくりです

 違いを挙げるとするとミントフレーバーがついていて結構スースーします。気にしない人は大丈夫でしょうが、結構ミントは強めと感じたのでそこは注意が必要かも。

 フ⚫︎⚫︎フロスとそっくりなフロスって某ドラッグストアのフロスもそっくりって以前X(旧Twitter)でも話題になっていましたよね。

 患者販売価格として、マツ⚫︎ヨフロスの値段は税抜298円だったので、それよりは高くできないのかなっていうのが僕の感覚であります。

 Shu&Shuフロスの患者販売参考価格は298円で同等価格。100円の利益で良しとするならこれはかなりいい商品だと思います。

 FEED さんはセールやクーポンも多いのでそれを駆使して利益を増やしてみれば自信をもってドラッグストアと戦える金額にできますね。

上が某有名フロス
下がShu&Shuフロス

総評と経営的位置付け

 さてここまで走ってきましたが、デメリットも何点か挙げていきたいと思います。

 1つ目はこの価格帯なので仕方ないのかもしれないですが昨今の極薄ヘッドみたいなヘッドの薄さはなく、普段そういう歯ブラシを使っている層からみるとちょっとヘッドが大きく感じます。

 2つ目は歯ブラシ3種の患者販売参考価格が安いところです。フラット毛やWテーパー毛は80円で39円から50円くらいの利益しか得られません。歯科の物販は小売店ではないので利益が少ないと物販に割ける労力は減ってしまいます。

 2つ目の解決策は自院での販売値段を上げればいいだけなのでそこまでデメリットにはならないかもしれません。フラットやテーパーで価格を分けるのも会計のときに混乱を招く可能性もあるため、すべて一律150円で販売してもクオリティ的にも問題ないと思います。

 さて、こういう通販系の経営的な位置付けですが、大値上げ時代の現在350円の歯ブラシを毎月交換するのに抵抗感を覚えてしまっている方は一定層います。保険診療の多い歯科医院ではこういう層の方にも定期的にメインテナンスをしていただき歯ブラシも毎月交換してもらうことを実践するためにも安めの歯ブラシを揃えることは意味があるのかな、と思います。

 その層切る歯科医院はいらないとは思います笑

 話しは戻りますが、150円という値段設定でもドラッグストアの自社製品よりも戦えるクオリティなのに安いというのは魅力ですよね。ドラッグストアの自社製品は180円くらい。

 参考価格を守りたい方はまとめ売りとかもいいかも。80円の歯ブラシって聞くと試してもいないのに購入を避けちゃう層がいそうなので、「まとめ売りなのでこの値段で売れます感」をだして次回のメインテナンスまでに4本セットみたいな売り方をしてみるのも工夫の1つかもしれません。


まとめ

 てな感じで販売用でも配る用にも試す価値がありそうな、FEEDの新しくなった歯ブラシShu&Shu。

 お前だけサンプルもらってずるいぞって思うそこのあなたも、FEEDさんでは無料サンプルもFAXやWEBで注文できるって書いてあったのでぜひ試してみて下さいね。


 ではまた!

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