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西村賢太先生を偲ぶ会

Twitter(Xとは呼ばない)のフォロワー様からのお誘いで、鶯谷の『信濃路』さんへ。
以前、他のフォロワー様のお誘いで行く機会に恵まれたが、そのときは、鬱でベッドから動けず、不意にしてしまった。
リベンジである。
ちなみに、『信濃路』さんとは、小説家、故・西村賢太先生が常連であった大衆居酒屋である。


集い

西村賢太先生の四回忌(2月5日)にちなみ、献杯ならぬ「賢杯」で幕を開けた酒席。
総勢14名。流石に皆さま、西村賢太先生作品を読み込んでいる手練れ揃いでいらっしゃる。
私の西村賢太先生歴をお話しすると、愛好しているとは言え、お恥ずかしながら、後期の作品はあまり読んでいないし、作品の細部までを語ることができない体たらくである。
昨年の『文学フリーマーケット東京39』で購めた小冊子『西村賢太とは誰かー清き汚濁のスタイルからの私小説ー』も碌に読めていない。
一応、これには理由があって、根がメンヘラにできているため、活字が目を滑ってしまい、意味が頭に入ってこないためである。
今回の会の中で、最も浅いファンだったと言えよう。

積もる話

色々な話をした。西村賢太先生の話はもちろんのこと、その他の話もした。

  • THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

  • BLANKEY JET CITY

  • エレファントカシマシ

  • NUMBER GIRL

  • 椎名林檎

  • 町田康

  • INU

  • ザ・スターリン

  • THE STAR CLUB

  • 七尾参り

  • 買淫(女性のご意見も参考に)

  • プロレス

話題はもっと多岐に渡ったはずだが、15時から約7時間の長丁場であったため、私の矮小な脳味噌では記憶が不確かだ。
『信濃路』さんの焼酎が濃かったことと、お料理がどれも美味であったことは記憶している。
席替えののち、隣り合わせたのがパンク・ボーイとなったため、自然と音楽の話が多くなった。
あとは、パンク・ボーイにお金を支払って、ひたすら貰い煙草をするなぞしていた。自分の煙草を用意せよというお話である。

葉書

何と、西村賢太先生直筆の葉書を拝む機会に恵まれた。葉書の表面には、生々しく住所も記されていたが、プライバシーに配慮して、表面は撮影していない。
いちファンに対しても、かように直筆の葉書をしたためてくださるとは、西村賢太先生は、根が筆まめにできていると思わされた。

西村賢太先生直筆の年賀状(掲載許諾済)
西村賢太先生直筆の葉書(掲載許諾済)

おわりに

いつかまた、独りでも鶯谷の地に降り、『信濃路』さんで肉野菜炒めなぞをつまみながら、お酒を飲むこととしよう。
ひとまず、私の宿題は、『疒の歌』を皮切りに、『芝公園六角堂跡』なども購めることである。

ご一緒してくださった皆さま、ありがとうございました。

西村賢太先生のサイン

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