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ジャズ初心者でも大丈夫な入門5曲
私はジャズに明るくない。何より、まず、私がジャズ初心者である。そんな私でも聴ける曲なのだから、ジャズ初心者の方でも大丈夫なはず。それでは、ご紹介しよう。
入門5曲
But Not For Me
1954年。チェット・ベイカーのアルバム『Chet Baker Sings』からの楽曲。
ヴォーカルがある。これだけでも結構、心理的ハードルが下がるのではないだろうか。ロック/ポップスと同様に聴ける。しかも、甘い歌声で、良い。
そんなチェット・ベイカー、私生活はかなり波瀾万丈。ジャズマンにはありがちかもしれないが、ドラッグに耽溺。ドラッグが原因の喧嘩で前歯を折られたこともある。最期は、ホテルの窓から転落死。原因は定かではないという。
Chet Baker - But Not For Me
Strode Rode
1957年。ソニー・ロリンズの代表作『Saxophone Colossus』からの楽曲。一曲目を飾る「St. Thomas」を推す声が多い気もするが、私はこの曲を選択。
ソニー・ロリンズも、ジャズマンにはありがちかもしれないが、ヘロインに走る。ヘロイン中毒と治療に苦しむも、2025年2月現在もご存命、現時点で94歳である。しこたまドラッグをやっていても、お元気な人は何が要因なのだろう…(キース・リチャーズとか、エリック・クラプトンとかね…)
Sonny Rollins - Strode Rode
Waltz For Debby
1962年。ビル・エヴァンスの傑作『Waltz For Debby』のタイトル曲。触れたら壊れそうなガラス細工のように繊細かつ美しい楽曲だ。
私もピアノが弾けたなら、オールバックにして、眼鏡をかけて、俯いて下を向き演奏したい。ギターは歯を食いしばりながら演奏するが…
ビル・エヴァンスも、ジャズマンにはありがちかもしれないが、ヘロイン乱用で私生活は荒廃していた。長年の飲酒と薬物使用が元で肝硬変で逝去。
Bill Evans - Waltz For Debby
Blue In Green
マイルス・デイヴィスの傑作『Kind Of Blue』からの一曲。
シックなバーで、「あちらのお客様からです」というときに流れていそうな曲である。
ピアノを弾いているのは、ビル・エヴァンス。何でもこのアルバム、半端なく売れたらしい。私はモダン・ジャズやモード・ジャズについて全く説明できないが、ジャズ史の中でも燦然と輝く名盤であることは間違いないようである。
Wikipediaによると、マイルス・デイヴィスは、ジャズマンにはありがちではなく、クリーンだった模様。
Miles Davis - Blue In Green
Pithecanthropus Erectus
1956年。チャールズ・ミンガスのアルバム『Pithecanthropus Erectus』からのタイトル曲。
この曲は、私にとって異色である。Radiohead(特にトム・ヨーク)が、『KID A』および『Amnesiac』制作時に、チャールズ・ミンガスを聴いている、と発言していた。それで、背伸びをして聴いていたものである。
10分超の長さ、四部構成の組曲となっており、時折、即興演奏が入り、トランペットがプピーと鳴る。これまでにご紹介してきた楽曲に較べると難解だが、慣れると格好良いので、トライしていただきたい。
Charles Mingus - Pithecanthropus Erectus
おわりに
もし今回の記事を読んで、ジャズにハマり、私よりもずっとたくさんの知識を蓄え、素敵なジャズ・ライフを送るきっかけとなったならば、noter(?)冥利に尽きるというものである。
あなたのジャズ・ライフに幸あれ。
私も久しぶりにジャズを掘ろうかな。