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木造建築士資格について考える


いま僕の中でホットな「木造建築士」という資格試験。建築士とはいえ、一般の方はあまり聞き覚えの無い、馴染みのない言葉かもしれません。今日は木造建築士について深堀りしていきます。



1.どんな資格?

建築士試験とは
 一級建築士
 二級建築士
 木造建築士

の3つに分けられます。それぞれ何が違うのか、すごく簡単に言うと

一級建築士→ 建築物設計制限の限定解除免許。どんな巨大建造物も設計可
二級建築士→ まあまの規模や3階建ての木造、小さめの鉄骨造、コンクリ造
木造建築士→ ちょっとした大きさの木造。ただし2階建てまで

という感じです。実は、建築士資格がなくても一般的な住宅程度の木造建築物なら法律上は無免許でも設計できるのです。
(※とは言っても、姉歯事件以来厳しくなったため、実際には建築士事務所と管理建築士資格がないとお役所様に書類を受け取ってすらもらえない制度になっているのですが…)

2.受験資格

色々な受験資格はあるのですが、ざっくり言うと

一級建築士→ 建築系の大卒の人・二級建築士
二級建築士→ 建築系工業高校や専門卒の人
木造建築士→ 建築系工業高校や専門卒の人

このようになっています。

3.試験の難易度

難易度は
一級建築士→ 超絶難しい
二級建築士→ まあまあ難しい
木造建築士→ まあまあ簡単

となっています。

4.木造建築士の実情

上記を見てもらうだけでわかるのですが、一級建築士を目指せるのは二級建築士だけです。試験出題範囲も一部木造部分以外は二級建築士とほぼ同じ。実情は「三級建築士」であると言えます。そのため、学生が二級建築士を受験するときの滑り止めとして受ける試験なのが現実です。
 木造建築士(三級建築士)でも建築士であることには変わりがないため、就職には有利に働くわけです。資格登録の実務経験の後、建築士事務所の勤務で「建築士」と名が付くものを持っていれば3年で「管理建築士」を取得できるため、自分で建築士事務所も開設できるので、滑っても止まるための意義は大きいです。

5.でも、社会人が取るなら狙い目かもよ!

二級建築士は、それなりに難しいです。2次の設計製図試験は、一般的には資格学校に通うか通信教育を受けるかしないとまず受かりません。ですが木造建築士なら、独学でも理論さえ押さえて対策をしっかりやれば受かる難易度です。木造でも「建築士」!ぜひ、挑戦してみてほしいということで僕は「木造学院」という、木造建築士試験製図試験に特化した発信をはじめました。


6.木造学院プロジェクト 指導!!

というわけで、最終的には通信教育を手掛けられる「塾」にしたいとの思いはあります。とりあえず当面の目標は「テキスト」を製作するために、YouTubeやブログで情報を発信しながらコンテンツを収集するです。一人でも多くの方にスキルアップのチャンスとして木造建築士を選んでいただけるよう、楽しい学習の機会を提供できるよう、頑張っていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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