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郡山地域クラウド交流会

今回は、私が公私ともに関わっている地域クラウド交流会(以下、ちいクラ)について、ご紹介させていただきます。地方公務員アワード2024を受賞する理由にもなった、とても大事な取り組の一つでもあります。

この動画は、令和6年9月7日(土)に開催された、第5回地域クラウド交流会全国グランプリ大会in郡山のダイジェスト動画です。とても素敵な仕上がりにまとめてくださいました。今でのこの動画を見ると本当に感動がよみがえります!

地域クラウド交流会とは、簡単に言うと起業家プレゼン大会ですが、クラウドとなっているのは、kintoneというクラウドシステムを活用していることと、一般参加の参加費1000円の半分500円が、応援したい起業家へ応援金として手渡される、リアルなクラウドファンディングを意味しています。

ちなみに、kintoneというとてもメジャーなクラウドシステムを活用していると言うことは、ちいクラは、サイボウズ株式会社のコンテンツで、商標登録されていることになります。

ここで、疑問が出てきます。私、地方公務員ですが、サイボウズとどのように連携して、ちいクラを開催しているのか?ということです。

これは単純で、ちいクラは、サイボウズが全国展開しているコンテンツで、その地域でやりたい!と手を挙げて、総合司会兼プロジェクトマネージャーのような役割である「オーガナイザー」を養成する研修に、地域の方が受講して合格すれば、その地域で開催することができます。しかも、ちいクラは行政が支払う予算はゼロで運営をしている、とてもコスパの良い事業となっているんです。

ゼロ予算!これはすごいことです。地方公務員であれば、みんなが分かっていることですが、予算策定、承認のプロセス無しに、この事業ができる、つまり、上司承認があれば、すぐにでもできる、ということになります。

という訳で、ちいクラやりたい地方公務員の方いらっしゃいましたら、ぜひお声かけください。横展開に協力させていただければと思います。

先ほど、参加費1,000円とお伝えしましたが、半分が応援金で、残り半分が運営費になります。運営費から、基調講演の謝金や細々した事務費を賄いますが、行政からの予算はゼロで、会場代などはかかっていません。なぜか?それは、行政と共催事業にしているからです。

つまり、ちいクラでの地方公務員としての役割は、共催手続き、会場予約、広報、首長挨拶の調整、当日の手伝いなどで、この辺りは予算ゼロでできるものです。イベント当日の運営は、行政からも数人は入りますが、ほとんどがボランティアスタッフです。

ちいクラでやるべきことは、実は明確で、マニュアルもしっかり整備されています。そういう意味では、苦労なく出来るのですが、一番汗をかくのは、起業家の選定、ボランティアスタッフへの依頼、イベントの集客など、いわゆる人との関わりの部分になります。

ただ、こういう役割って、地域に根ざした地方公務員が最も力を発揮できるところなのかな、と思っています。地域プレーヤーやイベントに関わってくださる方、興味があって参加してくださる方、地域の方とお話しすればするほど、そのような方々とお知り合いになる機会はいくらでもあるので、地域に飛び出してみれば、それほど苦労しなくても人は集まるのだと思っています。

私は地方公務員アワード2024を受賞しましたが、ちいクラの取り組みに対して、サイボウズ株式会社という大企業のほか、地元の起業家、ボランティアスタッフなどのいろんな方々と上手く連携できて、それが、2019年から今でも継続しているところ、そこが評価されたのだと思っています。

今回は、ちいクラの紹介と、特に地方公務員の役割について解説いたしましたが、実は、私、今年6月にオーガナイザーに就任しております。そのオーガナイザーについては、次回にご紹介したいと思います。

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