私が地方公務員アワード2024を受賞できた7つの理由
前回の続きです。
なぜ、私が地方公務員アワード2024を受賞できたのか。
その理由を自分なりに考えてみました。
(1)ターニングポイントがあった。
(2)10年間、活動してきた。
(3)自分なりでできること、小さいことから積み重ねていった。
(4)多様なプレーヤーや関係機関を巻き込んでいった。
(5)先進事例をマネして、地域に合わせてアレンジした。
(6)いつも謙虚にお願いし、感謝を伝えていった。
(7)推薦者が7名、うち他自治体から2名であった。
(1)ターニングポイントがあった。
これは、間違いなく、地方公務員の自主勉強会への参加がきっかけです。
2013年に、東北まちづくりオフサイトミーティング(以下、東北OM)に参加したことで、自所属以外の自治体職員を知り合い、地方公務員でもこんな働き方があるだと、感動して、そのような人たちに少しでも近づきたい、と思ったことがあります。
(2)10年間、活動してきた。
東北OMへに参加してから、今年で10年が経過しています。その中で知り合った方に少しでも近づけるように、自分なりに公私ともに活動してきた結果、受賞につながるような成果が積みあがったのだと思います。たった1年程度で受賞できるような成果を出すことは難しいと思います。
(3)自分なりでできること、小さいことから積み重ねていった。
東北OMに参加したことをきっかけに、自分たちでも自主勉強会を立ち上げたり、コラボの勉強会を重ねていった結果、自分なりのネットワークを作ることができました。また、民間の方とも知り合うことに躊躇がなくなり、多くの起業家・経営者と知り合った結果、多くの創業支援事業を立ち上げることができました。その成果がアワードで認められたのだと思います。
(4)多様なプレーヤーや関係機関を巻き込んでいった。
事業を立ち上げただけでは上手くいきません。私は、ほぼ毎週のように、起業家・経営者が集まるセミナーや交流会に参加していたため、多くの起業家・経営者と知り合うことができました。だからこそ、新規事業を立ち上げても、起業家・経営者との関係性をつくっていたので、活用してもらうことができたのだと思っています。
また、クラウドファンディング事業はレディフォーと、地域クラウド交流会がサイボウズ、保育利用調整はサイバーエージェントと連携することで、事業が広くPRできましたが、このような大企業と連携することも効果的でした。
このような連携が評価されたため、特別協賛社賞として、官民連携事業研究所賞も受賞できたのだと思います。
株式会社 官民連携事業研究所 | 善き前例をともにつくる (p4rl.com)
(5)先進事例をマネして、地域に合わせてアレンジした。
アワードの私の紹介イラストには、ゼロからイチを作り出す、と書いてあるので、目新しい斬新なアイデアも思いつくように思われるかもしれませんが、私の場合はマネすることが多かったです。ただし、地域の実情に合わせてアレンジはしています。おもしろそうな先進事例を見つけて、視察し、担当者から教わる。その内容を、自分の地域にアレンジして実践する。そうすれば、それほど難しいことではありませんでした。
(6)いつも謙虚にをお願いし、感謝を伝えていった。
ネットワークを築き、広げていくためには、やはり人間関係が大切です。そのためには、いつも謙虚に低姿勢、相手の年齢は関係ありません。相手が誰であれ、率直に、丁寧にお願いし、最後には感謝を伝えること、これを徹底してきました。
(7)推薦者が7名、うち他自治体から2名であった。
地方公務員アワードは自治体職員の他薦によりエントリーされますが、私は7名の推薦者がいました。うち、1名が県、もう1名がほかの市役所からの推薦でした。これは、私が東北OMをはじめとした勉強会に参加していたため、多くの仲間たちから推薦をいただけたからだと思います。やはり、プライベートでも良い人間関係を心がることは大事だと思います。1名の推薦よりも7名の推薦の方が、アワード審査員の受けはいいでしょうからね。
『地方公務員アワード2024』深谷 大一朗(郡山市 文化スポーツ部 国際政策課 課長補佐 兼 国際交流係長) - Holg
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