年末年始の時間を奪い去る壁画「Proverbs」

本日で三が日も終わり。(と書いている間にもう4日がやってきているので、結果的に無事三日坊主が爆誕しました。なんてこった!)
世間的にもお正月休みの終わりが近づき、長い休暇が終わりそうな時特有の雰囲気がじわじわと滲み出している今日この頃。
どうも。お正月休みは1月2日だけだった糸蔵です。

今日はそんな、割と元から平常運転に近い年末年始の時間を、まとめてごそっと奪っていった一品……Divide The Plunderから発売されたパズルゲーム「Proverbs」の紹介をば。

これをお読みの方、マインスイーパーやピクロスはお好きでしょうか。
マインスイーパーは「マスは自分の周囲〇マスに含まれる地雷の数を表している。数字を手掛かりに全ての地雷を特定する」ゲーム。
ピクロスは「列ごとに連続して塗りつぶすマスの数を表すいくつかの数字があり、それを手掛かりに盤面のマスを塗りつぶしていく」いわゆるお絵描きパズルですね。
どっちも好き! なあなたや、時間制限なしのパズルに浸りたいあなた。パズル雑誌の巻末付近についている特大盤面のパズルをちまちま解きほぐしていくのが好きなあなた。
Proverbs、向いてますよ。

なんといってもこのパズルゲーム、盤面が5万マス以上存在しています。
最初に見た時、あまりの広大さにちょっと腰が引けました。

ちょっと解いた図。この額縁の中、全部パズルです。

とはいえ、総タイル数5万以上のパズルを一度に解く、などという無茶を要求されるわけではなく。
盤面は250を超える細かなエリアに区切られていて、ひとつのエリアを解き切る度にそのエリアが彩られ、最終的にすべてのエリアが埋まると一枚の絵画が完成する……という作りです。

数字がぎっしり。濃い目の黒線がエリアの区切り。

ちょうど年末から始まったSteamウィンターセール中にこのタイトルと出会い、ちまちまとパズルを解き始めてみたが最後。
気が付いたら5日間で15時間弱を捧げていました。それでも全体の進展は36%とちょっと。いやー恐ろしい。

1枚目の画像から12時間ほど経過した図。ちょっと賑やかに……右下の人、誰?

絵柄が特徴的なエリアを解いた時には、格言? ことわざ? めいた言葉と共に実績が解放されます。すべてのエリアに実績が付随していないのもちょうどよいアクセントで、つい「次に実績取れたら一度やめよう……パーセンテージの末尾がいい感じになったらやめよう……あと何分かやったらやめよう……」と、ずるずる遊んでしまう不思議な魅力のあるパズルです。

あと、BGMも良質。
曲によってちょっと音量にバラつきがあるのが難点ですが、どれもパズルへの集中を邪魔しすぎない範囲で、気持ちの良い雰囲気を演出してくれます。

いつか全てのエリアを解き切って、画面いっぱいの絵画を拝みたいものですね。……このままいくと48時間くらいかかりそうで怖いです。


本日紹介した「Proverbs」は、Steamにて1000円で販売中です。
じわじわと完成系が見えてくる、しかし果てのない塗りつぶしパズル。
お正月休みの最終盤に、いかがですか?

https://store.steampowered.com/app/3083300/Proverbs/


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