自動運転で世界一を目指せ! DeepRacerチームメンバー紹介
アマゾン主催の自動運転レース世界大会 「AWS DeepRacer League」 で、日本から世界一を目指すチームの活動ブログです!
当チームの始まりは、NewsPicksでのコメントから。
(参照:https://newspicks.com/news/3502725?ref=search&ref_q=AWS&ref_t=top)
アマゾンが開発した自律走行ロボットカー"DeepRacer"を使って、世界大会のレースが行われるとの発表。
そこにチーム発起人である阿蘓が、思いつき(?) で「チーム作ろうぜ!」と呼びかけ。本人も驚くほどの数のエンジニアが連絡してくださったそう。その勢いで、チーム発足等当初の様子がnoteに投稿されています。
#1 メンバー集めがNewsPicksでちょっとバズる [アマゾン主催の自動走行レースで世界一を目指すブログ]
#2 チーム発足と活動開始![アマゾン主催の自動走行レースで世界一を目指すブログ]
そのnoteを読んで活動に共鳴した2人が、新たにマネジメントメンバーとして参加。合計11人に。この記事も阿蘓から受け継ぎ、新メンバーが書いています。(よろしくです…!)
以前の投稿から間があき、チームでもたくさんの議論や進捗を積み重ねました。今回は自分達の目標、メンバー紹介、これからしたいこと等を整理し、紹介していきます!
目指すは自動運転レースでの世界一
初ミーティング時にまず全員で共有したもの。それが、「世界一」という目標。2019年12月に行われるAmazonのイベント「re:Invent 2019」で、世界最速のDeepRacerが決まる。そこで最速ラップを刻もうと。これはレースであり、戦いの舞台。
しかし同時に、「好きなこと・興味のあること」を通して繋がり、助け合い、自発的に行動し、高め合う。そんな集団であればなと思っています。当チームでは、メンバーみんなが好きでこの「DeepRacer活動」に参加しています。開発の面白さが外にもにじみ出るようなチームになればいいなと。
つまり、
・どうすれば効率良く開発を進められるか?
・どうすればメンバーが自発的に行動を起こせるチームになるか?
そんなことを考えながら、チーム編成と各役割を決めました。
チーム編制と役割
チーム内では以下の通り、3つのグループ(2つの技術開発グループと、全体の予算やモノを管理するグループ)を立ち上げました。
(1) Team RL(強化学習チーム)
AWS SageMaker を使った強化学習(reinforcement learning)の実装とシミュレーションによる機能のトレーニング。
(2) Team AD (自動運転チーム)
AWS RoboMakerを使った自動運転機能の実装とシミュレーション。システムを実機に組み込んで走行テスト。
(3) Team MGMT(マネジメントチーム)
チーム全体の管理。予算管理。活動発信。
メンバーは、"メインメンバー"として参加したいチームを選択し、その他のチームは"サブメンバー"として参加。この組み合わせがそのままSlackのchannelとリンクしていて、それぞれのチームが共通の目標を持って開発を進めています。
実は元々"シミュレーションチーム"もあったのですが、メンバーから「役割が明確ではないのじゃ?」と疑問の声が…。最終的には2チーム編成で勧めていくことに。笑
こんな感じで、既にメンバーが自発的に声を上げ、動きだしています。マネジメントチームとしては、各メンバーがやりたい事を、とことん出来る環境を作りたいなって思ってます。
メンバー紹介
チーム編成を踏まえ、11人の有志メンバーを紹介します! Slackでの名前をそのまま使って紹介しまーす。
(0) 全体リーダー(発起人):
Masaya Aso
ボッシュにて自動運転の開発を2年行った後、自動バレー駐車システム開発を行う。
(1) 強化学習チーム (Team RL)
Takefumi《グループリーダー》
昨年までRPA、セールスフォース、MAの導入に携わる。現在は、機械学習の実装を行っている。
永田善也
トヨタで自動運転開発に携わっている。
大阪大学基礎工学研究科でニューロモルフィックコンビューティングの研究に従事していた。
Hagi Ryota
金沢大学大学院修士2年
自動運転の研究室で機械学習を使った研究を行っている。
Kohei Kikuchi
金沢大学大学院修士2年
自動運転の研究室で環境認識の研究を行っている。
(2) 自動運転チーム (Team AD)
Kenji Kaneko (グループリーダー)
自動車部品メーカーで組み込みソフトエンジニア
Hotsuyuki Kawanishi
金沢大学大学院修士2年
自動運転の研究室で自動運転用マップの研究を行っている。
Kazuaki
金沢大学大学院修士1年。
自動運転の研究室で機械学習と強化学習を使った研究をしている。
(3) マネジメントチーム (Team MGMT)
Takuma Sato
ミシガン大学航空宇宙工学科でPh.D
航空機、ロケットエンジンの数値計算の研究を行っている。
Wataru Kawamoto
サウサンプトン大学学士3年
航空宇宙工学専攻。イギリスにてF1チームでの1年インターンも経験。
Shin Imai
コンサルティング会社でデジタルマーケティング領域を担当。
学生時代は大学でソーラーカーを作る団体の資金調達に携わった。
住んでるところはバラバラなので、ミーティングはオンラインで。リモートでうまくやれるかも、挑戦の一つ。チャンスがあれば直接会って、お互いの理解も深めているところです。
これからやっていきたいこと!
世界一が決まる本戦(決勝)は、2019年12月のアマゾン主催イベント「re:Invent 2019」であります。場所はアメリカ、ラスベガス。
しかし本戦に参加するためには、各国で行われる予選レースで1位にならなければいけない。実は2019年6月には、日本大会も行われる予定です…! ここでトップになれば、晴れて本戦に進める。だからまずは、日本大会で勝つことが重要ステップ。
それに合わせ、DeepRacer活動を盛り上げるために色々発信していきます。
特に最近は、若者の理系離れや、日本が最新のIT分野で海外に後れを取っている等とも言われています。若者の車離れもあります。
なので、自動運転の開発やカーレース…私達が好きでやってることを、多くの人に知っていただき、楽しんでもらえたらなという想いで綴っていきます! 既に好きな方とも、どんどん交流できればな嬉しいです。
また開発等の活動資金として、クラウドファンディングや企業スポンサー様を募る予定です。現在計画中!
まとめ
今回はマネジメントチームとしての、最初の記事となりました。書いたことは、
・これまでの経緯と目標:
NewsPicksでのメンバー募集から、「世界一」を目指し始めるまで。
・メンバー紹介:
11人を、3グループで!
・これからしたいこと:
本戦と日本大会、好きを通した情報発信、クラウドファンディング等
どうぞよろしくお願いします!
私たちはモビリティ分野でのオープンイノベーションを通じ、技術者を育成するコミュニティです。自動運転レースへの挑戦や、JR東日本様等との共同プロジェクト、新規価値創造等を行っています! モビリティに関するイベントも適宜開催中!