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幸せを追いかける

幸せとは何だろう、どうやったら私は幸せだと、自分を満足させることができるのかと、ふと思い返せばいつも頭の片隅にあるような気がしていた。

電車やバスから次々と過ぎてゆく街の景色を見下ろす度に、この疑問が頭の中をぐるぐるまわり、もしかしたら私はいまこの瞬間を幸せだと思えていないから、そんな明確な答えのない質問をずっと考えているのだろうかと、不安になった。


私がいまの自分を不幸な人間だとはさらさら思わない。たとえ、私が躁鬱や数えきれない程の困難に過去に直面したとしても。それらが、今の私を構築しているのは紛れもない事実であるからだ。たくさんの人に出会い、感化され、いまの自分がいる。それは、いい方向であれ、あまり良くない方向であれ、どちらにせよ、それらは何かしらのピースとして、今の私に影響を与えている。
ではなぜ、私は幸せを追いかけているのだろうか。今のわたしから出せる答えは、「幸せは追いかけていないと見失ってしまうかもしれないが、幸せを追いかけ続けるのであれば、いま以上の幸せが手に入るから」だと思う。

何があなたを幸せだと感じさせるのか、自身に問うてみてほしい。それは、お金やあなたの周りの環境だろうか?それとも、家族の健康や、あなた自身の成功だろうか。明確な答えなど存在せず、この世界にはこの世界の人数分の答えがある。
わたしが現時点で思う、私を幸せにするものは、何かわたしの好きなことに熱中することができる環境と健康でいることであると思う。

何か大事な選択をしなければいけない時にこそ、何があなたを幸せにするのか、考える必要があると思う。それは、もしかしたら日々の生活の中に紛れ込んでいるかもしれない。


ところで、私は高校を卒業せずに大学に進学した。もちろんデメリットもあるのは重々承知の上だが、私はやりたいことが決まっているので、私にとっては幸せな選択であったと心から思う。思えば、小学校卒業以来、卒業式や卒業アルバムなど何も形に残るものはないが、それぞれの場所での一番大事な思い出は、わたしの中にあると思っている。

また、日本を出た理由の一つに、日本の大学に進学したいと思っていなかったというのが大きくある。わたしは周りの環境に流されやすいタイプで、別に自己を確立出来ているとも思っていない。だからこそ、周りが将来に向かって挑戦している環境に身を置いて、せっかくの人生の中で最も若くいられる時間を、たくさんのことのに挑戦して、何か夢中になれることを探そうと思っている。(もちろん睡眠時間は削らずに)


こんな拙い文章をここまで読んでくれたあなたが、あなたの幸せを見つけられて、幸せだと思える人生を送るために一歩でも前進してくれたら、それがわたしの本望です。みんなで、幸せになろうね。


それじゃあ、おやすみ。

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