感謝感激恋いこがれ
今年もバレンタインの時期である・・・・
正直お菓子作りにはこれっぽっちも興味がなく、作りたいものもなければ食べたいものもないし、個人的に全く甘党では無いので、かなり鬱陶しい文化であった。ところがどっこい、女の人が男の人にチョコを渡すというのは日本だけの文化であり、海外に来てしまえばこちらのものなのだ。ガハハ。では何故日本ではそういう文化になったのか、と言うと不確かでは無いが、菓子産業が女性向けにお菓子を作った方が収益が高いとみたようだ。これは企業戦略である。
そんなことも知らずに、せこせこと今年もお菓子を作り、時給が出てもおかしくないくらいの大量のチョコをラッピングしてる皆さん、ハッピーバレンタイン。
ちなみに私は手作りバレンタインを女友達にしかあげたことがなく、全くのロマンチストでは無いのである。そもそもバレンタインの時期に好きな人がいる方が稀であり、何故か、何故なのか、バレンタインの時期に好きな人がいたことがあまりないのだ。好きな人とはまたこれ曖昧なものであり、小学生の時なんかはころころと目移りしていたものである。
だがしかし、思えば最近、後悔したことがあった。その人が居なくなってからわかる気持ち、というものもあるということである。一緒にいる時はなんにも無かったのに、いなくなってからその人の大切さが分かってしまうものである。なんと卑怯な。どう考えてもおかしいやろ。なんでやねん。なんで気づかんかったん・・・。
というのも、彼とは数ヶ月間連絡を取りあっていて、色々な事件を経て何度か遊びに行ったりもした。今考えれば、彼の前では背伸びしなくても本音で話せてとても居心地が良かったと思う。そして何となく距離が離れていったある日。私のうつ病が爆発し、灰となって散るギリギリのところだった。涙が止まらなくなり、誰かに話さないといけないと残ったちっぽけの理性で考えて、唯一、架電できた相手であった。電話を受け取った彼はすぐに私が泣いてることを察して、薬を服用したのかの確認と、それからずっと無言で電話を繋いでくれていたのである。今思えば、とんだ迷惑であるが、彼の心の広さには感服である。これはきっと生涯忘れられない思い出のひとつになると思っている。
その節はありがとうございました〜( ´-ω-)σ
そんな思い出話ももう一年前のことで、時の流れは早いものである。またいつか、そんな人に出会えたらいなくなる間に気付きたいというのが暫くの目標になりそうだ。
それでは、おやすみ。