ByeBye青春~くぎ哲朗(1978年)
高校2年の夏休みに、私は札幌へ2週間滞在した。夏期講習というのは表向きで、大都市の空気を感じたかった。夜行列車で札幌に早朝到着し、駅を出た景色は今でも覚えている。真夏の札幌はキラキラしているように感じた。
国鉄札幌駅から地下鉄南北線の駅までの地下通路沿いには、商店街(現在のパセオ)があって、土産物を買い求める人でごった返していた。通路に近い商店の店先で、カセットテープレコーダーから終日流れていたのが「ByeBye青春」だった。
通りすがりに耳にする程度だったが、朝から晩まで同じ曲がかかっていたので、何回か通り過ぎる度に口ずさめるようになっていた。ただし歌詞は1番と2番が混在していると思うし、正確性に自信がない。。。ネット上にも歌詞は見つけられなかった。
懐かしいまち 札幌に来て あの頃を想ってる
あれから何年 経ったのだろう 今も胸に痛い 君の涙~
Bye Bye 札幌 思い出の○○○?
Bye Bye 札幌 思い出の人よ
Bye Bye 札幌 思い出のまちよ
Bye Bye Bye Bye Yesterday.
残念ながらCD音源は見つけられていない。ネット上にはレコードがあるようなので、機会があれば買い求めてデジタル化したいと思っている。
当時、北海道の土産物と言えば、缶入りのバター飴と山親爺、海産物はサケトバやコマイなど乾物系が主流だったような。ラーメンはどこに行っても味噌バターラーメンが人気で、札幌駅北口は3階以上の建物が少なかった。
札幌から函館、旭川、稚内、網走、釧路へ向かう列車は、大勢の「カニ族」を乗せていた。
私にとって「ByeBye青春」は、活気があった北海道を思い出す大切な曲の一つとして記憶に残っている。