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【その他】さいきんのクリロナさんにおもふこと
欧州サッカーもシーズン終盤となり,タイトルをかけたビッグマッチが多くなるこの季節.大学院生らしいタスクとお財布の事情により,DAZNを解約せざるえなくなったのですが,CL準決1st,2nd.legととクラシコは闇のツール(ニ◯生)を使ってライブ観戦しました.過去にクロップのドルトムントに心酔し,ゲーゲンプレスこそこの世の全てと考えていた自分としては,リバプールの決勝進出が嬉しかったです.サラー,フィルミーノ,マネの3トップは相互補完性とスピードではBBCやMSNを上回るトリデンテだと思います.
そのリバプールの決勝の対戦相手は3連覇を狙うジダン監督率いるレアル・マドリッド.CL準決勝ではバイエルンに勝利したわけですが,1st.legではラフィーニャの謎横パスを引っ掛けてのカウンターによる逆転,2nd.legではトリッソの怪しいバックパスにGKウルライヒが処理ミス->ベンゼマが無人のゴールに流し込むという,”サッカーとは最後にレアルが勝つスポーツである"試合内容でした.
また,神戸加入の報道で盛り上がるイニエスタのクラシコラストマッチは,前半終了間際にマルセロの挑発に乗ってしまったセルジ・ロベルトの退場もありつつ,2-2のドロー.1人少ない中でも早いテンポのパスとプレッシングを無効化するドリブルによって幾度となくレアルのネガトラを回避して,前進していったバルセロナはお見事でした.
この3試合で結果的に1得点しか挙げられていないものの,相手の脅威になり続けたクリロナさんについて少しだけおもふことを綴りたいと思います.
みなさんが小さい頃に憧れたクリロナさんはどんな選手だったでしょうか.派手なシザースやトリッキーなドリブルで華麗に相手を抜いていく花形のドリブラーのイメージが大きいと思います.多分ロナウドの頭の中でも若い頃のプレーは忘れられず,マンU時代の映像はたまにみて気持ちよくなっていることでしょう.(誰か確認取ってきて)
最近のロナウドさんのゲームを観たことがある方はお分かりだと思いますが,プレーエリアを限定し,ボックスストライカーに近い選手になっています.今回はこの良し悪しを議論しようとは考えていません.(オフの動きはカバーニと肩を並べる一級品なので,いつかプレーをまとめます)メッシも以前より司令塔になっていますが,ロナウドほどドリブルをしないわけではありません.
私がこのロナウドさんのプレースタイルの変遷を観ておもふのが,あの世界トップレベルの選手でも”自分なくし”を行なっていることです.(我が師匠みうらじゅんさんの著書を参考ください)別にクリロナさんからしてみれば,自分なんてなくしてないんだと思いますが,自分が”いま”できること,”ここで”必要とされていることを正確に認識することってすごく生きる上で重要なツールではないでしょうか.できることや必要とされることを増やしていく努力を続けることにはすごく価値があると思いますが.