【スポーツアナリティクス】データを集計・可視化するWebアプリを開発しました【WyscoutAnalyzer】
0. はじまり
始まりはここから。名城大の小中先生が見つけられたWyscoutのイベントデータセット。欧州5大リーグのみならず、ロシアW杯2018やユーロといった大きな大会を網羅していることが魅力でした。
今まで扱ってきたオープンデータはstatsbombのロシアW杯2018のイベントデータ(成果物はnoteの記事から見てください)で、1つの大会のみだったので探索的データ分析(EDA)をするのは、さほど大変ではありませんでした。しかしながら、今回のデータセットは比べ物にならない量です。そして、過去の遺産(可視化のためのプログラム)はあります。そこで、データを集計・可視化するWebアプリケーションを開発することを決心致しました。データ分析の民主化!
1. 開発物
試合単位の集計・可視化
サイドバーでデータを見たいコンペティションを、そして中央のプルダウンから見たい試合を選びます。そうすると、前後半のシュートポイントとパスラインが下記のように確認することができます。どのようなパスがどの方向に放たれて、どこでシュートを打っているかという情報がわかります。
他にも、基本的なスタッツに加えて、パスやデュエルの種類といった付加的な情報も確認することができます。ショートパス中心?どのようにしてボールを奪っている?などといったことが分かります。
チーム単位の集計・可視化
試合単位のものと同様にサイドバーで見たいコンペティションを、そして中央のプルダウンから見たいチームを選択します。こちらは複数選択を可能としていて、同一コンペティションのチームを比較することができます。(以下が例)
2. 今後の展望
まだβ版ですので、不具合等多いかと思いますが、暖かく見守ってください。今後の展望としては、イベントデータを用いた今までの成果物(ボール保持力・奪取力マップの可視化)や新しい技術を機能として加えていきつつも、実際に分析できるようなダッシュボードになるよう改修をしていきたいと思います。
下記、リンク再掲