3月某日/担当者の退職/朝方のスナック
6:30起床、犬のいる朝
昨日の残り物のひき肉カレーを温めて
お茶碗にごはんをよそい、ルーをかけて生卵をのせる。
黄身を少しずつ崩しながら食べるカレーが美味しい。
今週は大量の依頼が舞い込んだのはいいが、
全て掲載日が伸びるということになり
肩透かしな週。
金曜日は毎週疲れが溜まっている。
疲れが溜まっている時は集中力が無いから
見たくもないのにスマホをちょくちょく見てしまう。
インスタのストーリーに下着姿をあげている人妻ばかりみてしまう。
見なくていいエロと戦いながら今日は早めに切り上げて
19時退社。
昔にお世話になった企業の担当者が今月退職をするというので
飲みに行くことになった。
15年くらいの付き合いで飲みに行くのがこれで3回目。
今は付き合いが無いが、連絡をくれたのが嬉しい。
担当者は、55歳ではあるがもう働くのを止めるらしい。
独身でマンションのローンも払い終わり
貯金も1人で暮らしていく分はあるから
贅沢をしなければなんとかなると。
母親の介護ともう仕事が嫌というのもあっての退職らしい。
FIREっていうんですよね、これ。
安くておいしく喫煙もできる
当たりの居酒屋で
二階堂をボトルで入れて飲む。
ボトルの方が安いからと堅実である。
ボトル1本を空けて店をでる。
退職祝いのはずがおごってもらう。
終電が近づいていたが
ごちそうになったお返しもしたいので
もう1件いくことに。
ビルの地下にあるネオ酒場風のお店。
いかにもなネオ酒場メニューをおつまみ程度と
お酒を2合だ飲んだら、
さっきの1件目と同じ金額だった。
高い赤ちょうちんってどうなんだろうか、
モヤモヤする。
私が払った。
日本酒で完全に2人とも酔ってしまい
終電を逃してしまったので
3件目のBARへ。
いつも看板をみてBARがあるなぁと思いながら通り過ぎていた
地下のBARは、隠れ家オシャレBARだった。
完全に酔っており
何を話したかは覚えていないが
声が大きくなっているな、
迷惑になっているなと思いながら
覚えていない何かを話していた。
55歳で退職できる貯金ができたのは
株で儲けたからという話は覚えている。
BARを出ても始発はこず、
最後は閉店間際のスナックに入る。
朝方のけだるいスナックの雰囲気のなか
普段は会社員の30歳のママのお手伝いの女性と会話。
女性と話すの久々だった。
体にじわぁとした果汁のようなものが走る。
日常に潤いが無いのだ。
どうでもいいけど色っぽい会話をしつつ夜は明けて
始発の電車で担当者と握手をして別れた。
どこか性格が似ているのか
飲んでいてもストレスが無く楽しい。
次合うのは何年後になるのか分からないが
また、それぞれ新しい生活が落ち着いたら
連絡するだろう。
担当者から「朝まで飲むなんて何年振りだろう」とLINEが来た頃には
山の手線を1週していた。