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"読みたい"から"書きたい"へ

本が読みたい!!!いや本というより文字を読みたい!!!

そんな衝動に駆られ、辿り着いたのがこのnoteです。様々な方が綴った言葉に触れることが出来るこのSNSで、私も自分の言葉を使って日々を記録していきたいと思っています。

小学生の頃は国語の教科書が大好きでした。

新しい教科書を読むことが新学期の楽しみだった私。配られたらすぐ読んでいたあの頃が懐かしいのですが、どんな文章に出会えるか分からないnoteはその頃のワクワク感を思い出させてくれるようで…

あの教科書を開く時のワクワク感、また味わいたい。


教科書では無いけれど、子どもの頃大好きだった本があります。
本が大好きだった私に担任の先生が持ってきてくださったのです。

小学4年生の頃の担任の先生は50代くらいの女性の方。オリジナルのキャラクターを作ってクラスのシンボルとし、学期ごとにお楽しみ会のような行事を企画してくれる楽しい先生でした。

その時のお楽しみ会の締めはビンゴだったかな?先生が自宅から持ってきてくださった〈もう使わない物〉がメインの景品。

「𓏸ちゃんに読んでほしい〜」

と、並べられたその本は私にとって一際輝いて見えました。

そんな先生の厚意を大事にしたく、絶対あの本を手にすると闘志を燃やしていた私。運が味方をしてくれたようで、1番か2番かで無事ビンゴになることができました。
あの時の安堵感たるや…

ホクホクとした気持ちで持ち帰り、何度も何度も読みました。

未知の世界に連れていってくれるその本にドハマりし、図書館に通って次巻を探すほどです。
12巻に及ぶそのシリーズですが、地元の図書館では10巻以降を手にすることはできませんでした。

小学生には買うこともできず、遠くの図書館に探しに行くことも出来ず、それっきりの存在になってしまいました。しかし、今でも定期的にあの作品を思い出し、登場人物の人生に思いを馳せてしまいます。

彼らの勇姿を見届けることは出来ませんでしたが、あの作品は私の中で子どもの頃の大事な時間を共に過ごしてくれた友達のような存在ですし、そんな世界をプレゼントしてくれた担任の先生には感謝の気持ちでいっぱいです。


そんなときめきを微かにでも作ることができる文章をかける人になりたい。いつか。先生の顔を頭に思い浮かべ、思い出をそっと抱きしめる夜でした。

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