【両国町】大阪市の東の端、隣は守口市!地下鉄今里筋線が不自然に蛇行する街、大阪市旭区「清水」を歩く
昔から“裏街歩き”をライフワークとしている我々のような人種にとって、東京や大阪といった大都市の中でもギリギリ端っこの“辺縁部”というものについ意識を向けてしまう。都市の端っこにこそ澱のように溜まる裏の歴史というものがある。東京近郊だと足立区とか川口とか川崎あたりになるが、大阪だとそれが尼崎とか平野区とか東大阪市あたりになるわけだ。
今回もまた大阪市のそんな“都市の端っこ”とも呼べる場所を探訪するレポート記事だ。大阪市旭区の「清水」という地域。ちょっとマイナーすぎてネイティブ大阪人の間でも首を傾げそうになる者もいるかも知れぬ。ここも大阪市の東の端で、すぐ隣が守口市。西に1キロ離れた京阪千林駅が長らく最寄り駅だったが、2006年に地下鉄今里筋線の清水駅が開業して、鉄道空白域から外れたエリアという事になる。
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