焼尻島の話:初訪島その4
長らくおまたせしております、焼尻島の話。
前回は観光タクシーで島巡りをして、フェリーターミナルに帰還したところまで。
今回はいよいよ、念願のプレサレ焼尻様とご対面&実食!
フェリーターミナルで解散したら、次にやることは1つ!
ターミナル横の「島っ子食堂」で焼尻島でしか生産できない、(当時は)なくなるかもしれない幻の羊肉、プレサレ焼尻を食らうことのみ!
確実に食べたかったので、実は訪島数日前に電話して、予約が必要か聞いてみたら、
「そこまでしなくても大丈夫だと思うよ〜気を付けて島に来てね〜」
とゆるい返事を頂いたので、予約無しで訪ねてみました。
思ったよりお客さんは居なくて、ウキウキワクワクしながらラムとマトンをそれぞれ一人前ずつ注文。やっぱり、両方食べなきゃね♪
お店の前に穴のあいたテーブルが並んでいて、その穴に七輪を置いて、炭で焼いて食べるやつ。炭で焼くのは絶対勝ち確よね。
この日は別の旅行者の男性と相席になって、特にお互い話すことなく、黙々と食事(笑)
さて、島っ子食堂での食べ方は、塩コショウでシンプルに食らう一択。ちゃんと、一人ひとつずつ、塩コショウが一瓶ついてきます。
そして!
肉がのっているお皿の下に取り皿があって、それがまたかわいいのなのんの!「やぎしり島」と書いてある島のイラスト皿。
かわいい…ほしい…もらって帰りたかった(笑)売ってたら買うんだけどなぁ。
よし、実食!
まずは、ラム。肉の色は思ったより赤くなくて、ピンクに近い感じ。これは、マトンも同じ。焼尻の海風にあたった牧草を食べてるからなのかな。
網の上であぶって塩コショウふって、ひっくり返してさらにあぶって。さぁ、いただきます!
……!
うめぇ。
これはうまい。
とりあえず、これ。ラムは子羊だから、もともと柔らかいのだけど、それでも柔らかい。肉の臭みもない。歯ごたえも柔らかくて、私が今まで食べてきたら無肉の中では一番、柔らかい。
続いてマトン。マトンは大人の羊だから、普通は固い。のだけど、こちらも柔らかいのなんの。ラム以上に臭みがないから、いくらでも食べられる。え?何なの?こんな美味しい肉が世の中から消えてしまうの?日本唯一の肉なのに、こんなあっさりなくなってしまっていいの?と、?マークと旨いが頭の中をぐるぐる回り続けつつ、あっという間に完食。
会計の時にお店のお母さんと少し会話。
母「どこから来た?」
私「札幌から、肉食べに来ましたー」
母「よく来たな、肉、美味しかったっしょ?」
私「すごく美味しかったです!今度は子供を連れてきますね!」
母「アンタ、子供いるんか?またおいで、待ってるからね!」
…とまた来る宣言を高らかにする私。
私「また来るので、忘れないでくださいね!ごちそうさまでした!」
念願のプレサレ焼尻を無事に堪能したのでありました。
これはなくなったら、北海道の食財産の危機のような気がする。
さーこのあとは、帰りのフェリーの時間まで何しようかなっと。
もう少し続きます。日にちがあくと思いますが、お付き合いお願いします。