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焼尻島の話〜めん羊まつり:その2〜

前回はめん羊まつりに参戦するのにフェリーターミナルについたところまで。今回は親子でフェリーに乗って島に向かいます。

ターミナルの中も外もとにかく人。人、人、人、人であふれています。前回、一人で来た時は、それなりに人はいたものの、ほとんど天売に行く人だったし、ここまで混んでもいませんでした。それだけ、めん羊祭りに行く人が多いってわけですな?

さて、娘。なんだかポカーンとした顔をしているので、どうした?と聞いてみました。すると、娘曰く
「ママがフェリーターミナルも、フェリーも小さいと言っていたから、立派な建物と大きな船でびっくりした」
あ…。そういうことか。私は確かに、前回、小さいといいました。それは私の基準が小樽や苫小牧のフェリーターミナルとそこに停泊するでかいフェリーだからなのだけど、それが娘には通じていなかったようでした。(下記リンク参照)

娘の頭の中では「スーパーハウスのフェリーターミナルとウニを取る時に乗るような磯船」が展開されていたそうです。いや、あなた、磯船はさすがにフェリーとは呼ばないよ…。
まぁ、そんなわけで、娘にとってはいい方に驚きとなりました。

気になる雨はとりあえず、小降り。まずは行くだけ行ってみようよ、と娘をなだめて、いざ、乗船。フェリーに乗ると、気持ちがウキウキしてきちゃうのは人類共通なのかも、周囲のテンションの高さにつられたのか娘も楽しそうにしています。

雨だけど、行ってきまぁす!

港内の波は穏やか。うん、これなら、外海に出ても大丈夫でしょう、と判断。これが、10数分後からの悲劇につながります。

出港!やった!行ってきます!肉食べるぞー!
船は岸壁を離れて港内を進み、外海へ。

見た目じゃ分からないよね、このうねり。

見た目的に海は荒れておらず、ちょっと波が高いかな?くらい。でも、それが曲者。うねりがひどくてフェリーはゆーらゆーらと揺れ始め、デッキにいた人も気づけば減って、船室で横になっている人が増えていました。娘も、揺れに耐えられないと言って船室へ。私もついて行って船室で横になったものの…完全に船酔いして、横になっていても辛くて身の置き場がなく、これならデッキでまだ風にあたっている方がまだマシ…。娘も船酔いして、もう動くのも嫌、というので、私だけデッキへ。
デッキにいても気持ち悪いものは気持ち悪い…早く島に着かないかな、と涙目で島の方角を見つめます。

かれこれ1時間、あれだけ揺れてもほぼ定刻通りの到着。

また来たぜ!焼尻島!
会場は写真右側

船は突然活気づいて、降りる準備をする人であふれてます。クーラーボックス持っている人もいて、なんか気合入ってる?と感じる人もちらほら。私はまだ、めん羊まつりガチ勢認定受けるには早そうです(笑)

デッキから見た岩壁は雨。でも、ブルーシートで屋根を作った会場はすでに、プレサレ焼尻を食べる人で溢れてる!!(フェリーの前の高速船で島に渡った人たちや前泊した人たち)
めん羊まつり、すげぇ。
一見さんにはちょっとハードル高すぎたと、改めて痛感。とは言え、せっかく来たからには、楽しまねばならぬ!と船酔いから復活した私の横で、顔面蒼白の娘。
おっと。まずは、娘を介抱してから参戦せねば。

そんなわけで、下船後、まず向かったのは焼尻フェリーターミナルのお手洗い。しばらく閉じこもって、やっと出てきた頃には下船時よりは血色が戻ったものの、顔色は悪いまま。
それでも、多少動けるようになったので、まぁ、ゆっくりやりますか、と肉を買う列に並びます。

それでは今回はここまで!
長くなりすぎても読みづらいですしね。
次回は、肉を買うところから!(笑)

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