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顎変形症治療体験記#3~矯正歯科選び~
2024年夏、顎変形症の治療を決めた私は通院する矯正歯科選びを始めました。
治療を決めた理由はこちら
矯正歯科の選び方はググれば歯科医院が書いたものがいくらでも出てくるので、素人が書くものに価値があるとはあまり思えませんが一応私なりの選び方を書いてみます。
矯正歯科の選び方
顎変形症を保険診療で治療するためには、専門の医療機関で診断してもらう必要があります。
医療機関の調べ方は以下の記事に記載しています。
私はここでいくつか矯正歯科をピックアップし、
①通院のしやすさ
②矯正医の経歴・資格
③矯正専門であること(一般歯科と併設していない)
④矯正医、スタッフの態度(相談のしやすさ)
⑤担当医が変わらないこと
などで選びました。
①通院のしやすさ
顎変形症の治療中は矯正歯科に数年間かけて毎月1~2回通院することになります。ブラケットやワイヤーが外れて緊急で通うこともあるので、通院のしやすさは無視できないところです。仕事帰りにも通える診療時間か、予約のとりやすさなど混み具合も重要です。
②矯正医の経歴・資格
私もまったく知らなかったのですが、矯正歯科に特別な資格はなく、矯正の経験がなくても歯科医師免許があれば開業できます。当然このようなところは避けるべきでしょう。
私はHPの歯科医師のプロフィールから、大学院等で矯正を専門的に学んできたか、臨床経験が豊富かなどを確認しました。
日本矯正歯科学会の認定医や専門医の資格を持っていることもプラスです。これは技術を保証するものではないですが、一定の目安にはなると思います。
③矯正専門であること
一般歯科診療も行っていると、どうしても矯正専門よりは臨床経験に差が出る、また予約が取りにくいだろうと考えたため、矯正専門であることをマストとしました。
④矯正医、スタッフの態度(相談のしやすさ)
顎変形症だけでなく歯列矯正について、素人はほとんど知識がないため、きちんと説明してくれる歯科医であることは重要です。自分の理想のイメージと丁寧にすり合わせできる歯科医のほうが満足度は高いと思います。
なんとなくですが、歯科医が歯科衛生士等のスタッフに高圧的な態度のところはよくない気がします。
(スタッフに高圧的→スタッフの定着率が低い→入社したばかりの技術が低いスタッフが担当→事故が起きやすい)
⑤担当医が変わらないこと
治療期間を通じて同じ歯科医が担当するほうが、治療の一貫性や責任の所在が明確であろうと思います。
できれば院長が担当してくれるところがいいのではないでしょうか。
矯正歯科選びの結果
さて、ここまで書くと、何件も回ったのかと思われるかもしれませんが、実は1件しか回っておらず、最初にカウンセリングに行った矯正歯科に決めました。
複数の矯正歯科を回るのが単純にめんどくさかったことと、素人の立場ではネットの情報とフィーリング以上の判断材料が見つけられないと思ったからです。
このnoteを書いている時点で半年以上通院していますが、幸いにして今のところ(大きな)不満点はありません。とはいえ、手術はこれからですのでその結果と最終的な仕上がり次第で評価したいと思います。
歯科医のお知り合いがいれば、その方にまず相談してみるのがいいでしょう。
また、手術を行う予定の病院を最初に受診し、提携の矯正歯科を紹介してもらうという方法もあるようです。これなら矯正医⇔執刀医間の連携もしっかりしてそうでよかったかなと思いますが、では手術する病院をどう選ぶかの問題はありますね。
手術する病院選び(執刀医選び)はまた別の機会に書いてみます。
おわりに
お読みいただきありがとうございました。矯正歯科選びはなかなか悩ましいですが、カウンセリングが無料のところもあるので軽い気持ちで受けてみるのもいいと思います。
次回はカウンセリングと診断について書きたいと思います。#4にしてやっと体験記らしいものができそうです。